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カテゴリ:職場の教養
リクエストにお応えして、1週間分をまとめて掲載します。
日にちが過ぎたら消してしまいます。 コメントをいただいてもたぶん消えてしまうと思います。 その日のものは当日掲載します。 せっかくですからコメントは当日分へお願いします。 6月22日(金) 心の余裕 三月に起こった「能登半島地震」は、大きな被害をもたらしました。建物の損壊だけでなく、住民の心には深い傷跡が残りました。 そのような中で活躍をしたのがボランティア集団ですが、深刻な被害を免れた住民も進んで手を貸していました。被災者たちがショックで何も手につかない状態の中、第三者的な立場の彼らの働きは目を見張るものがあったようです。 私たちは、いざ自分のこととなると、熱くなったり落ち込んだりして、気持ちが揺らいでしまいがちです。しかし一歩引いて、<他人事として眺めてみよう>という気持ちを持つことで、冷静さを得ることができるのです。 追い込まれて力を発揮するケースもあるでしょうが、基本的には心の余裕があって初めて仕事がはかどります。自ら「余裕」を作り出すことも、大切な仕事のうちといえるでしょう。 持てる力を発揮するには、緊迫した現実の状況の中で、いかに平静な心を保ってドンと構えられるかです。自分を客観視する目を持ちたいものです。 今日の心がけ●ひと呼吸置く余裕を持ちましょう 6月23日(土) 変なおじさん 今日は「沖縄慰霊の日」です。第二次大戦末期、民間人を巻き込んだ戦闘で二〇万人もの犠牲者を出した沖縄。人々が瓦礫の中で暮らし始めた時、夜な夜な一人の「変なおじさん」が現われるようになりました。 その変なおじさんは、「亡くなった人たちのためにも、生き残った者が元気を出して、沖縄をしっかり築いていきましょう」と呼びかけました。歌を歌い、ヘンテコな踊りを即興で舞いつつ、世相を風刺した漫談で人々を笑いの渦に巻き込んだのです。 その人は「ブーテン」という名の芸人で、本業は歯科医です。昼は無口で真面目な先生が、夜は芸人を徹底的に演じ、失意の街に希望を与えました。「人を喜ばせることが先生にとって一番の喜びだった」と弟子は語ります。 一人ひとりの凛とした行動は、周囲を活気づけます。明るい返事をする、背すじを伸ばしてフロアを歩くなど、社内の雰囲気がもし暗くなった時には、普段よりワンランクアップした行動を心がけましょう。あなたが職場の光です。 今日の心がけ●活気ある職場をつくりましょう 6月24日(日) 服育 食べ物を通して心と体をはぐくむ「食育」と並んで、衣服を通して生きる力を育てる「服育」活動が広がりを見せています。 その服育を提唱しているのは、大阪市にある繊維専門商社のチクマ。「総合的な学習時間に衣服関連のプログラムを作れないか」と学校から相談を受けたことがきっかけとなり、三年前に活動をスタートさせました。環境イベントなどでのワークショップのほか、学校への出前授業も三〇〇校に及んでいます。 ペットボトルをリサイクルして繊維を取り出す実験や、洋服の残り布を使ったクラフト体験をはじめ、カラーコーディネートや視覚効果の話を取り入れた着こなし講座なども開催してきました。 「服装は、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションと言われます。衣服の選択や着こなしは、相手を思う心から生まれるもの。衣服との上手な付き合いを知ることで、社会性が育つことを伝えたい」と同社では話しています。 私たちも社会人としての着こなしを含め、衣服への関心を高めていきましょう。 今日の心がけ●衣服と上手に付き合いましょう 6月25日(月) 実り多き一週間 インフルエンザで一週間会社を休んだBさん。大変な一週間だったと振り返ると同時に、「社会人としての自覚を得られた一週間だった」と言います。 高熱を出して眠れない状態に始まり、関節痛や腹痛などの合併症状も次々と現われてきました。意識も朦朧とし、何かをしようという余裕など全くありません。 じつは休む前の数週間、Bさんはいろいろと仕事の面で悩みやジレンマを感じていました。しかし高熱の中、<このまま自分は熱にうなされたまま、あの世に行ってしまうのではないか>という悲愴な不安さえ起こったその脳裏に、仕事への悩みや不満など浮かぶはずもありませんでした。頭は真っ白の状態です。 ようやく病癒えたBさんは、二つのことを考えさせられました。1。健康のありがたさ。日々、健康な状態で業務に精励できるのは、本当にありがたい。2.頭と心を、真っさらにして毎日の仕事を迎える。あれこれと考えすぎることは、かえってマイナス。一日一生の思いで、真っさらな状態からスタートする。 健康な体と心で生活できていることを自覚し、感謝の一日を終えましょう。 今日の心がけ●心身の健康に感謝しましょう 6月26日(火) 飲ませない愛情 新入社員を迎えた企業では、快活な新風に社員間の「気」も高まっているでしょう。お互いのコミュニケーションを図る手段として取られるのが、お酒です。 潤滑油としての役割を担うアルコールですが、新入社員の中には当然ながら未成年者も多くいます。つい「まあ、少しくらいなら・・・」と勧めてしまいがちですが、未成年者の飲酒は様々な弊害をもたらすことを知る必要があります。 アルコール分解能力の未成熟な彼らが定期的に飲み続けると、脳の機能低下が起こります。集中力や記憶力が低下し、業務遂行に滞りが出る可能性もあります。また、予期せぬ事故を招くことにもつながりかねません。 周囲からの勧めで、お酒を飲み始めた未成年者が多いという統計もあります。「今日は社内の親睦会だからいいだろう。業務目標を達成した祝賀会だから・・・」などは論外です。未成年者に飲酒をさせないことも一つの愛情と考えましょう。 職場は若年層にとっては学びの場です。上司・先輩として模範を見せる思いやりを持ちたいものです。 今日の心がけ●新人を育てましょう 職場の教養について: 職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。 著作権は社団法人倫理研究所にあります。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、 トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。 やりがいと喜びは継続の源泉になっています。 著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、 倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。 以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いにはご配慮をお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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