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カテゴリ:職場の教養
8月31日(金) 一歩踏み出す
仕事の中での失敗はあってはならないことですが、それでも問題が起こったときに大切なのは、その後の対処です。 西郷隆盛の言行をまとめた『南洲翁遺訓』の中に、「過ちを改むるに、自ら過ったとさえ思い付かば、夫れにて善し」という言葉があります。過ちを改めるには、自分が間違いを犯したと自覚すればそれでいいのだ、という意味です。 続けて「其の事をば棄て顧みず、直に一歩踏み出す可し」とあります。過ちを犯したことにこだわり続けず、直ちに良いほうへ一歩踏み出すことが大事である、ということです。 最も悪いのは、過ちを犯したことを悔やむだけで、何とかその場を取り繕おうとすること。西郷はこのような態度を、茶碗を割った時、そのかけらを集め合わせて元のようにしようとする行為にたとえて、戒めています。 失敗を認めることは、敗北ではありません。それは自己革新へのスタートです。自らをスナオに省みつつ、直ちに勇気ある一歩を踏み出したいものです。 今日の心がけ●一歩を踏み出しましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはくれぐれもご配慮願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年08月01日 14時15分37秒
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