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カテゴリ:職場の教養
9月16日(日) 「虫」と仲良く
Sさんは昔から、人前で満足に話すことができないというコンプレックスがありました。スピーチの前には過去の失敗が甦り、不安感で萎縮してしまいます。 精神医学の大家であるフロイトは、無意識世界に巣くうコンプレックスを「虫」と呼び、押さえつけても自己主張して暴れ出すと言いました。そのことを知ったSさんは、暴れ虫を遠ざけるのはもうやめようと思ったのです。 押さえつけても、結局、虫は自己主張を始めます。それならばと、Sさんは「おとなしくしていてね」と虫の存在を認め、心の引き出しに居場所を作ってあげることにしました。 「虫は卑下することも、無理にポジティブに捉えることも好まない。ただ、認めてあげるだけでよい」という境地に至り、次第に不安感とうまく付き合えるようになったのです。 人は誰でも、コンプレックスという虫を持っています。この虫と仲良く付き合い、むしろ自己啓発のための「宝」として、大切に扱っていきましょう。 今日の心がけ●平静な心を築きましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。 著作権は社団法人倫理研究所にあります。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、 トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。 やりがいと喜びは継続の源泉になっています。 著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、 倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。 以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いにはご配慮をお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年09月12日 17時55分39秒
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