|
カテゴリ:職場の教養
2月 4日(水) 季節感の再生
「食の安全」が問題視される昨今ですが、日本人の「季節感の安全」も心配であると、コラムニストの石井英夫氏は指摘しています。 例えば、インゲンの旬は夏ですが、季節に関係なく一年中出回っている状況です。氏は、季節感が鈍ると、日本人としての感性が衰えると懸念しています。 日本研究者の中国の王敏氏は、「自然と風土への愛着を、言葉そのものから喚起されるイメージをもって表わす民族は、日本人のほかにはいない」と、自著の中で紹介しています。 俳句に使う季語や季題、手紙の書き出しに季節の挨拶を入れることなどは、外国人には不思議に映るようです。しかし、日本人の季節に対する繊細な感性と表現力に、驚きと敬意を表わす外国人も多くいます。 日本人の季節感は、美意識や倫理観を養ってきました。さらに、暮らしの中で自然に目を向けることは、環境に配慮する「エコ感覚」を培うことでしょう。 自然を身近に感じながら、季節を表わす言葉と感性を磨いていきたいものです。 今日の心がけ●季節を表現する感性を養いましょう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年01月20日 14時20分09秒
コメント(0) | コメントを書く
[職場の教養] カテゴリの最新記事
|