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カテゴリ:職場の教養
8月12日(水) お客様の引越し
美容師のA子さんは、毛染め作業中、お客様のブラウスを汚してしまいました。 丁重にお詫びした後、ブラウスのクリーニング代を支払うことを申し出ると、顔馴染みのお客様は穏やかに了承して、その場は終わりました。後日、「洗濯したら汚れは落ちたので、あの件は結構ですよ」と電話が入りました。 「それでは私どもの気が済みません」と申し入れ、店長とA子さんは顧客リストの住所を頼りにお宅を訪問したのですが、表札には別の苗字が書かれています。 A子さんは、店長に「お客様のお子さんが転校したという話を聞き流していました」と報告しました。すると、店長は「今回は、それが勉強だったね。これからはお客様の話の筋,情報をしっかりと聞くことだね」と指導されたのです。 その後、お客様の携帯電話に連絡することができ、引越し先の住所を確認して、店長とともに無事にお詫びに伺うことができたのでした。 今ではお客様の話を聞く時、「変化を感じたら確認する。必要に応じて記録をとり、店長に報告する」ことを心がけ、日々の業務に取り組むA子さんです。 今日の心がけ●会話の中の情報を大切にしましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。 この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために10年ぐらい前から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 職場の教養では、よく固有名詞がでてきます。 難解な字や固有名詞などはルビがないと読めないものです。 O君は、いまでは職場の教養にルビまで入れてくれるようになりました。 知的障がいをもつ彼にとって、大変な手間がかかった力作だと思います。 朝礼の準備でご利用の方で、ルビつきのものが欲しいといわれる方がおられたら 是非ご利用頂ければと思っています。ご希望の方はお知らせ下さい。 (著作権の保護のため、いくつかの条件を設けます) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年08月12日 05時56分44秒
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