カテゴリ:貪欲に生きたい人へ
大変長らくお待たせ致しました。 しばらく、ポルトガルを旅していた。 「リスボン」という響きが漂わせる哀愁に 前から魅かれていたのだ。 リスボンは絵になる街である。 港を望む路地を黄色いケーブルカーが ゴトゴトと走り、広場でジーンズ姿のオッサンが サックスを吹いている。 住宅は一様に白い壁にオレンジの屋根。 夜が更けると路上でイワシを焼く、という うわさも本当だった。 私はユーラシア大陸の最西端、ロカ岬に佇み (っていうか風強すぎ。写真上)、 リゾート地カスカイスでポートワインを ガブ飲みした後、 中部都市のエヴォラへ移動。 ちょうどEURO2008の ポルトガル対ドイツ戦が開催され、 スクリーンが設置された街中心部の広場は、 この小さい街のどこから溢れてくるのか、と いう位の人で埋め尽くされた(写真中)。 ドイツには残念ながら1点差で負け、 普段はシャイなポルトガル人も興奮の御様子で かける言葉も見つからない。ポルトガル語は話せませんが。 さて再びリスボンへ戻り、行かねばならぬ所があった。 ポルトガルの民族歌謡、「ファド」を聞かせるレストラン。 ファドは社会の底辺層の人々の間で生まれ、 人生の郷愁や悲しみ、喜びを歌い継いできた。 リスボンの下町の、 落書きだらけの壁や入れ墨兄さん集団に 少々ビビリつつ、ある店に入る。 人生の酸いも甘いもかみ分けたと思われる 年配女性のファド。 素晴らしかった。 「場末の夏木マリ」と呼びたい(写真下)。 そんなわけで、 ポルトガルを満喫して戻ってきたところである。 これからは休んだ分も取り戻すべく仕事へ励みましょう。 実はこの夏、『大人が知らない ネットいじめの真実』 に加えてもう一冊本が出るので、 校正の時期が重なり、てんてこ舞いなのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月25日 02時20分50秒
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