|
カテゴリ:社労士業の営業方法
相変わらず景気は悪い。今年になってから、事業主が死亡、廃業したい、破産したい、サラリーマンに戻りたいという顧客からの相談が続き、正直、うんざりしている。日本の失われた20年、デフレの20年は、中小零細企業をほんとうにダメにしたと思う。 言ってみれば、こういう、本当に苦しい人達に対して、なんらかの希望を与えてあげることができれば、すなわちそれが需要であり、社会保険労務士のビジネスとして成立した訳なんだが、いま、俺はどのような希望をそういう人達に与えてあげられるのか、まったく考えもつかないのだ。 助成金、給付金の仕事は、困っている事業主たちに希望を与えることができたが、何度も書いてきたとおり、ほとんどその仕事はやめてしまった。相手が困っているから仕事になる、需要があると思いたいのだが、もう、どうにもならないくらい、 中小零細企業は疲労困憊しているのである。 こういう厳しすぎる状況にある人達を相手に、報酬を戴くというのは、本当に厳しい仕事になりつつあるというのが偽ざる実感だ。なんとか助けてあげたい、力になってあげたいと思うのだが、もう社労士の仕事では、どうにもならないレベルになっている。 そう考える一方で、純粋にビジネスの観点から、もう、中小零細企業はあまり、おいしい市場ではなくなったようにも思う。カツカツで、お金を持っていない人達を相手にする商売はあまりにも厳しすぎるのである。 専門家らしい知識を売る相手として、有望なのは個人だと思う。専門家の知識を買いたい、有料でも話を聞きたいという個人の需要は絶対にあると思う。ただ、そのニーズを汲み上げるシステムを社労士が持っていないだけだ。個人相手のビジネスは難しい一面もあるが、やり方次第では有望な分野だと思う。なぜなら、競争相手がまったくいないからね。考え方次第だが、 夜明けは近いような気がする・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[社労士業の営業方法] カテゴリの最新記事
|