|
カテゴリ:社労士業の営業方法
相変わらず景気は悪い。今年になってから、事業主が死亡、廃業したい、破産したい、サラリーマンに戻りたいという顧客からの相談が続き、正直、うんざりしている。日本の失われた20年、デフレの20年は、中小零細企業をほんとうにダメにしたと思う。 言ってみれば、こういう、本当に苦しい人達に対して、なんらかの希望を与えてあげることができれば、すなわちそれが需要であり、社会保険労務士のビジネスとして成立した訳なんだが、いま、俺はどのような希望をそういう人達に与えてあげられるのか、まったく考えもつかないのだ。 助成金、給付金の仕事は、困っている事業主たちに希望を与えることができたが、何度も書いてきたとおり、ほとんどその仕事はやめてしまった。相手が困っているから仕事になる、需要があると思いたいのだが、もう、どうにもならないくらい、 中小零細企業は疲労困憊しているのである。 こういう厳しすぎる状況にある人達を相手に、報酬を戴くというのは、本当に厳しい仕事になりつつあるというのが偽ざる実感だ。なんとか助けてあげたい、力になってあげたいと思うのだが、もう社労士の仕事では、どうにもならないレベルになっている。 そう考える一方で、純粋にビジネスの観点から、もう、中小零細企業はあまり、おいしい市場ではなくなったようにも思う。カツカツで、お金を持っていない人達を相手にする商売はあまりにも厳しすぎるのである。 専門家らしい知識を売る相手として、有望なのは個人だと思う。専門家の知識を買いたい、有料でも話を聞きたいという個人の需要は絶対にあると思う。ただ、そのニーズを汲み上げるシステムを社労士が持っていないだけだ。個人相手のビジネスは難しい一面もあるが、やり方次第では有望な分野だと思う。なぜなら、競争相手がまったくいないからね。考え方次第だが、 夜明けは近いような気がする・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[社労士業の営業方法] カテゴリの最新記事
先生のブログ、毎日読ませて頂いております。
3年前に、先生のブログに、30代ですが、今から社労士の資格を目指しても遅くはないですか? と、質問させて頂いた者です。 先生のお答えは、30代ならまだまだ大丈夫、とのご返答を頂き、3年越しで、昨年、合格することができました。 本当に、ありがとうございました。 これから先、私は先生みたく、開業して、食べていける社労士になるのが目標です。 試験には合格したものの、これから先、開業に向けてどのように動けばいいのかわからない状態です。 いまから、どのように動けばよいでしょうか? 先生は、合格後、研修期間から社労士事務所に就職したのでしょうか? 朝早くから申し訳ございません。 御教授お願い致します。 (2013年01月19日 07時00分36秒)
ヒロフクさん
まずは、合格おめでとうございます。世間で言うほど簡単な試験ではありませんから、よくやり遂げたと思います。 社労士はまっさらな状態で開業すると、まず最低でも1~2年は食えません。食えるようになるまで、やはりそれなりの時間がかかります。まず貧乏に耐えるところから始まりますので、そこをどうするのかか考えておかないといけません。 それから、社労士には、いろいろな成功パターンがあります。まず、自分が目標と出来る、真似することが可能だと思われる社労士を見つけて教えを請うことかが一番いいでしょう。そして、そういう社労士は身近にはいませんから、仮に遠方であっても会いに行くべきです。社労士は、同じ開業エリアのライバルには絶対にノウハウは喋りませんから、支部会などは無視でもいいくらいです。大事なのは、観察力、洞察力です。成功者をよく観察して自分なりに取り入れることが成功への早道だと思います。 (2013年01月19日 10時21分10秒)
|