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カテゴリ:社労士の日常雑感
子供の頃、実はネコが嫌いだった。これは親が、特に父親がネコを嫌っていた影響だと思う。父がネコを嫌った理由は、近所の仲が悪い家がネコを飼っていて、そのネコがたびたび我が家のクルマのタイヤにおしっこをかけたからだ。ネコのおしっこは確かに臭く、悪臭を放っていたのを覚えている。
だからネコを飼うなんてことは、まったく考えたことがなかった。1,999年のある日、公園で一匹の捨てネコに出会った。目が合っただけで、そのネコは俺の後を何百メートルもついてきた。必死だったんだろう。その当時、俺はいろいろと問題を抱えていてネコを飼うどころの境遇ではなかったのだが、気がつくとネコを拾い上げ、懐に入れていた。 ネコを飼って、しばらくして、当時親交があった元新日本プロレスのレフェリーをしていたミスター高橋氏の自宅に遊びに行ったときにネコ談義になった。氏はアメショを飼っていた。ウチのネコの話をしたときに、氏の奥さんが「あら、野良さん?」と行ったのがカチンときた。 奥さんはとっても人柄の良い人なんだが、このときばかりは正直イラッとした。こういうことがあって、ネコの遊び相手というか兄弟が必要と思いアメショの子猫をブリーダーの人からもらい受けることになった。 それから17年。 昨日から、ついに介護状態になった。 人間で言うと85歳くらい。6月に急に歩けなくなって、いよいよダメか?と思ったが、その後、なんとか回復。その時、医者に診せたがどこも悪くないということで、つまり老衰らしい。人生どん底の時代から、ずっと一緒だったので、死なれるのはほんとうに辛い・・・。 ピースケ(通称ピーちゃん)は、両親ともコンクールで優勝している由緒正しい純血腫のアメリカンショートヘアだが、そういうことはどうでも良く、血統書も作らなかった。DNAに飼い猫の習性が組み込まれているらしく、とにかく人間大好きで、人見知りをしない子だった。穏やかでいつも機嫌がいい可愛いヤツ。辛いときも悲しいときも、寄り添ってくれる優しい子だった。 しばらくは、これじゃ仕事どころじゃないな。できるだけ一緒にいてあげて最後を看取ってあげたいと思っている。覚悟は出来ているので悲しくはないが、やはり寂しくなるな。初めての経験なので辛い。間違いなく、 ペットロスになるだろう・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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