ねこねこ日記

実家の愛猫アリスが１月５日に旅立った。
早くも２週間になる。

１２月２３日に帰省する時は会えないかもしれないと覚悟していたけど、
アリスは頑張って生きてくれた。

２月５日で１１歳になるところ、１０歳と１１カ月で亡くなったわけだ。

先天性の心疾患で６～７年薬を飲ませて定期健診も受けていたが
心臓はついに限界を超え、１２月に入ってから急激に弱ってしまった。
亡くなる１カ月近く前から餌も食べられなくなり、
激しい発作を繰り返して、胃液を吐いて本当にかわいそうだった。
でも、水だけは飲んで生きようとしていた。

子猫の時からずっとかかりつけの獣医になんとか少しでも楽にできないか
何度か相談したが、「何もできない」と何にもしてもらえなかった。
治らないのはわかっているから治してくれと言ってないのに
最期までみてくれない冷たい態度には悲しかった。

アリスは痩せてフラフラになっても、トイレには行こうとしたし、
最期に見納めたかったのか、目を離すと家のあちこちに行っていた。

苦しむ姿を見るのは辛くてたまらなかった。
本当に辛い年末年始だったが、アリスは死にそうになりながらも歳を越した。

１月５日の０時４０分にやっと楽になった。
最期は血を３回吐いたが、最期の瞬間は安らかな顔をしていた。

「やっと楽になったね」とアリスに話しながら母と一緒に大泣きした。

翌日にお花一杯にエンバーミングしてあげて火葬に連れていった。
火葬場でも点火するまで涙が止まらなかった。

アリスのお骨は白くて本当にきれいだった。
遺骨と遺灰を骨壺におさめ連れて帰ってきた。
４９日に庭にお墓を造って土に返そうと思っている。

アリスはあんなに苦しんだのに一生懸命に生きてくれた。
小さな体で命の大切さをおしえてくれた。
命を粗末にする人に見せてあげたいと思う立派な生き様だった。

今日、アリスは可愛い頭に三角帽子をのせて三途の川を渡った。
３５日目に金のにゃんこになる。

母はずっとアリスと暮らしてきたから想い出がいっぱいで
今も思い出しては泣いている。

幸せな想い出をたくさんくれたアリスにありがとうって言いたい。


在りし日のアリス

残された兄妹猫のハニーも同じく先天性の心疾患あるのでますます大事にしていきたい。
今までの獣医とは決別し、新たな獣医さんに診てもらうことにした。
アリスの分まで長生きしてほしい。
アリスが守ってくれると思う。