テーマ:好きな絵本教えて下さい(711)
カテゴリ:絵本・童話・児童書
陸抗さんに捧げるレビュー。
初夏、山のずっと奥のきれいな川。 きらきら光る水の中で、ヤマメの子ども達が虫をねらってる。 ぼくはピンク。 ピンク色のひれが自慢なの。 仲間にまぎれて虫を待つけど、なかなか思うようにとれない。 だから、おなかがぺこぺこ ぺっこん。 そして、お日さまが沈むとき・・・。 12月20日にご紹介した村上康成氏の絵本デビュー作。 ヤマメの「ピンク」シリーズの第一弾。 ピンクのお話はたぶん全部で4作品(ごめん、4冊しか知らない)。 実は、私が「村上氏の本」と意識して最初に読んだのが4作目の 「ピンク!パール!」で、なんだかあったかくなったのを覚えてる。 自称「水ぎわ族」の村上氏は、実際に釣りやキャンプなどに ガンガン出歩くアウトドアマン。 描かれる生き物達(葉っぱなども含めて)は、この本のヤマメに 代表されるように普段の生活ではあまりお目にかかることのない、 なじみのないものも多いです。 山を歩き、川を渡り、自然に目を心を向けているからこそ、 見えてくるキャラクター達だと思います。 動物が好きで、自然や環境にも関心をお持ちと思われる陸抗サンに ぜひ!と思った一冊です。 同じ理由でCoconaさんにも(勝手に)オススメですね。 ピンク、ぺっこん 著者:村上康成 徳間書店 2000年8月発行 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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