カテゴリ:絵本・童話・児童書
小学校に通わず、ちょっと変わった生活をしている「ぼく」。
水族館のジンベエザメを見て元気がないようだと思った数日後、 「ぼく」の住むマンション38階の部屋を、なんとマンタが訪問! ジンベエザメに元気を取り戻す手伝いを頼まれ・・・。 図書館で借りてきました。 息子がよくこの作者さんのペンギンのシリーズを借りるのですが、
私は全然読んだことが無く、タイトルのカピバラに魅かれて こちらを借りてみました。 窓ガラスをすり抜け、「ぼく」の家に入り込んだマンタ・・・ もといオニイトマキエイのトイフェルスマイスター(←名前)。 口で負けたというか、半ば強引に押し切られ、 彼に協力してジンベエザメの為の調査をすることに。 昼間はお互い普通の生活があるので、 夜中にこっそり抜け出して、あちこちに出かけていきます。 「ぼく」の提案で、まずは図書館に向かったふたり。 そこで声をかけてくるのが、タイトルにもなってるカピバラ。 なんと名前は「ウマヤドノオウジ」。 これ、自分で決めたそうです。カピバラのクセに(笑) 調査には加わらないけれど、「ぼく」の家には 出入りするようになったウマヤドノオウジ。 そのマイペースぶりが、ふてぶてしくも可愛いです♪ あぁ・・・一緒にお風呂したい~。でも、オスだし、 「ぼく」に「男同士なら道徳的に問題ない」と話してるから、 私とじゃダメって言うかしら? 手がかりを求め、後半では竜宮城へ向かう「ぼく」達。 竜宮城って、あの竜宮城ですよ。浦島太郎の。 あれあれ、本人も登場ですか。え?こんな人なの浦島さん? さらに別の日には、桃太郎と鬼の“試合”の見学も。 え~、なんかイヤだなぁ。このおとぎ話の主人公達。 というか、説明(設定)とかちょっとくどくて、 面白くない訳じゃないけど、無くてもいいかもと思ったり。 色んな動物達と出会いながら、調査を進める「ぼく」。 はたして、ジンベエザメの元気が無い原因は何か? そして、それを取り戻す方法とは? ラストで、「ぼく」自身にも少し変化と成長が 感じられるところが嬉しいですね。 「おまえだ!」とカピバラはいった 著者:斉藤洋 講談社 書き下ろし100冊講談社創業100周年記念出版 2008年11月発行
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