テーマ:好きな絵本教えて下さい(711)
カテゴリ:絵本・童話・児童書
バナナ、おいしいよね。
食べた後、ついポイ!としてしまったバナナの皮。 そこへやってきた一匹のワンちゃん。 ツルッ!とすべって怒ると、“ボク”を追いかけてきた! まさかこんなことになるなんて。 こういう時にピッタリな熟語、知ってるかな? 図書館で借りてきました。 このブログでも何度もご紹介してきた 中川ひろたかサン&村上康成サンコンビの絵本です。 娘にまで「ママ、この人達の本好きだねぇ」って 呆れ気味に言われましたが、えぇ、好きですとも! 「みッんッなッと〜もだちッ!ずっとずっとッと〜もだちッ!」 で始まる「みんなともだち」の歌は幼稚園や保育園・ 小学校低学年の定番ソングなので(たぶん)、 作者コンビは知らなくても曲は知ってる〜!という 親御さんはいっぱいいるんじゃないかな? さて、今回のこの絵本。 四字熟語です。 「自業自得」に始まり、「心機一転」で終わります。 園児や低学年のお子さんには難しいと思いますが、 楽しみながら熟語に親しめる内容です。 いや、むしろ大人の方がクスリと笑ってしまうかもw 最初にドド〜ン!と四字熟語。 その後に、中川さんの言葉で意味が書いてあります。 それがなかなかユニークな解釈。 例えば「一心不乱」。 「カニ食べるときって、たいていの人、だまっちゃう」云々。 あるある! みんな夢中になってカニの身ほじってるよね。 あの姿は正に一心不乱。 でも、中川さんの解説はそれで終わらない。 「こういうときって必ずみんなだまっちゃうんだよなって いうやつが、必ずいる」 言う言う! 私が正にそう言う奴。黙ってらんない(笑) そして、そこに更に村上さんの絶妙なイラストが。 文章は別に繋がってないいくつかの熟語が、 絵でちょっとしたストーリーになっているものも。 あのライオンくん、この後どうなっちゃうんだろ?って 気になる展開も待ち受けています。 これ、実は、読書好きの妹(=娘・小6)に比べて 圧倒的に読書量が少なく経験値の低い息子(高1)に 読ませたいと思って借りました。コイツ、言葉知らな過ぎ!! 学年が上がるにつれ増える、難しい言葉の数々に怯んでいる お子さんをお持ちの方にもぜひオススメしたいですね。 四字熟語ショウ 著者:文/中川ひろたか 絵/村上康成 ハッピーオウル社 2007年12月発行 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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