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カテゴリ:ブータン
昨夜日本語クラスが終わった後、その日のボランティア皆で食事に行った。
そのうちの私も含めて3人はブータンに一緒に旅をした仲間。1人はその時ブータンに青年海外協力隊で赴任していて、我々の旅を企画し、彼女の生徒である日本語を勉強しているガイドと共に案内してくれた女性だ。 私はその時一緒に行った仲間に聞いた。 「もう一度チャンスが有ったらブータンに行きたい?」 しばらく考えたのち 「うーん、あのでこぼこ道が無かったらねえ。峠にはトンネルが出来たらいいのに」 と答えが返って来た。確かに私以外全員が酔ったからなあ。 でも、そうかなあ、安全のためというなら少しはわかる気がするが、それはブータン国民が望まない自然破壊につながるのではないだろうか。 ふと考えてしまった。 その、国民総幸福論の国から結婚ほやほやの国王と王妃が来日している。 毎日テレビる見る国王は民族衣装の「ゴ」を着て、国王とジェケンポ(最高位のお坊さん)が身にまとう黄色いカムニを付けておられる。 私は毎日女性の民族衣装である「キラ」を変えて現れるきれいな王妃様に目が釘付けになる。 キラは安いものはマーケットで1,500円ぐらいから売られているが、高いものは旅行者でも手が出ないほどに高くその織や刺繍に手が込んでいるものだ。 王妃様が来ておられるのは高いんだろうなあ。 今日来ておられた白いキラに赤い刺繍の「ラチェ」ははっとする美しさだった。 私はブータン旅行中、プナカのゾン(政府の役所兼僧院かな)にはどうしても正装で入りたくて旅の初めに首都の生地屋さんでキラを購入したのだった。 ラチュだけは高くて買えなくて(旅の最後には清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったが)ゾン訪問時はガイドさんの妹のを借りた。 キラを着るのは旅の記念になると皆は思って買い求めたようだが、私はキラを来て入ることが信仰を理解することなのだと信じたのである。根っこは我々と同じ仏教の信仰。 誇り高き国への敬意だったかもしれない。 私が買い求めた今日の王妃様と同じ赤の地に刺繍がしてあるラチェを身に着けてまた再びブータンを訪れる日が有るだろうか。 今日の王妃様のキラはここに↓ http://www3.nhk.or.jp/news/tokusetsu2011/1117.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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