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あんどうりす の りす便り

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2006年02月17日
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カテゴリ:アウトドア
 先日、親子で木のアスレチック調の公園にいってきました。結構、慎重くんの息子は、ちょっと難しいとすぐに「だめ。無理」なんて言ったりします(^^;)
 わわ。これは、とーちゃんが、息子をほおりなげるように抱っこしたり、ふとんにのっけて押し入れにいれたりするのと同じように、かーちゃんにもやってと言われたとき、私がいつも「だめ。無理」と、なるべくやらないよう、できないふりしているからなのでありました。すぐ真似されちゃいますね。でも、重いからやりたくないんだもーん!(^^;)

 で、話を戻して、子供が無理~だめ~といった時、お母さんが、がんばれ~とか応援していたりするのを、わりとよく見かけます。
 しかし、我が身をふりかえってみてください。うまく登れないとき、うまくできないとき、頑張れ~っていわれても、頑張りたくても、できないことってないですか?
 精神論ももちろん大事ですが、そのまえに、もっと具体的なアドバイスが欲しいですよね。

 クライミングなどでは、下からみるほうが、登る手順がわかったりするので、手詰まりしてるようだったら、具体的指示をだします。
 足を右におくところがあるよ。重心を右にもっていって、手をのばしてみて!手はまっすぐのばすより、弧をかくように回した方が遠くまで届くよ。などなど。

 そこんところを、よくわきまえた飼い主が、息子に具体的指示をだしていました。
 まっすぐ登らず、右側が」の形になっているから、そこに右足をかけて!角を利用して登って!
 すると、5歳ぐらいの男の子も往生していたところを、2歳の息子がするする登ってきましたね。こわがりだけど、できたことがとっても嬉しかったらしく、ひとりでずっと拍手してました。
 同じように、ログっぽい階段をおりるとき、前向きだったらこわくなるけど、うしろむきでおりたらこわくないよと指示をだしました。すると、できたと喜んで、わたしが前向きでおりようとすると、「かーちゃん、うしろむきだよ!」と怒ります(^^;)

 そうやって、すこしづつ恐怖を克服して経験をつんでいってくれたらなと思います。
 慎重な子のママたちのなかには、慎重でつまらないという声もあったりします。
 でも、野生棒物は慎重なほうが生き残ります。
 アウトドア好きになってほしいというのは、無謀であってほしいわけではありません。ソロで行動できるために、慎重さはとても大切なので、天性の才能を持っているわと喜んでいる親ばかです。慎重だからこそ、冒険ができるようになるんだわと思っています。具体的指示ときっかけさえあれば、きっとどんどんできるようになっていくと思います。

 それから、このような具体的指示をだすことに日常から慣れておくと、災害時、役立ちます。何か危険なことをしたとき、わたしもそうですが、危ない!っていってしまいがち。
 危ないという強い語気でいうと、子供は、とにかく一瞬止まります。
 行動を止めることが目的なら、それでもいいのですが、とめたことによって、かえって危険が増す場合もありますよね。
 上からものが落ちてきたとか、車がきたとかいうときに、こっちに来て!走ってきて!など、固まらせずに、動くための指示を瞬時にだせなくてはなりません。普段から、頑張れなどだけの指示しかできていなかったら、いざというときも、やっぱり危ないくらいしか言えないですものね。具体的な指示の練習を、親がたくさんしておかないといけないと思っています。わたしも含めて(^^;)←わ~とか、ぎゃ~とか叫んでしまいがちな人。練習の場は、毎日、いやというほど転がってますね(^^;)さー、今日も、期せずして、特訓だ~
 





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Last updated  2006年02月17日 21時56分16秒
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