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あんどうりす の りす便り

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2006年04月26日
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カテゴリ:チワワとの暮らし
前回も書いた、黒チワワ、りょうた10歳のその後です。
細胞検査結果は、灰色でした。
はっきり黒とはでませんでした。

先生が針でとったはずのリンパ細胞ですが、はっきりしたがん細胞は認められないものの、リンパの組織としての形もしていなかった。
これが、リンパが正常に採取されたものと仮定して、他の全身症状とあわせると、
高分化型の悪性リンパ腫の疑いあり。
ゆえに、灰色という結果です。

再度、麻酔をかけ、もっと大きな組織をとり、確定診断をあおぐという
手もありました。
しかし、わたしから見ても、悪性だなと思わせる、大きくなるほくろと、
何か、突起物が皮膚にいくつかでてくる症状をみても、
癌であることに、間違いないと思いました。
あえて、苦痛をあたえる、再審査は、避ける事にしました。

で、抗がん剤治療をすべきかどうか。
前回の段階では、余命1~3という診断でした。
ステージ4なので、いつがっくりきても
おかしくないとの話。

ところが、食欲が落ちる訳でもなく、いつもどおり元気そのもの。
血液検査も、リンパが異常に多い以外は、臓器は、健康体そのもの。
これが、高分化型のリンパ腫瘍なのかもとのことです。
つまり、リンパが細胞分裂してリンパに成長する過程の
早期で癌化すると、進行の早い癌になります。
しかし、なかには、とても正常細胞に近い癌化があるそうです。
それが、高分化型。
これが、人間の場合、もっとこまかく型が分けられ、抗がん剤の選択が
行われると、抗がん剤専門家である友人に聞きました。

そして、獣医さんのお話だと、余命はもう少し長い可能性あり。
わたしが感じるのも、そんなかんじです。
人間でも、余命3ヶ月のときは、かなり元気ですが、
それよりもずっと元気そう。
動物だからというのもあるんでしょうが。。
選択しないでおこうと思った抗がん剤ですが、
この型の場合、完治の可能性もあるとか。
厳密には完治ではないのですが、3ヶ月を6ヶ月にのばすだけという
ものでもないようです。

すごく迷いました。
かえって、何もしないと決めるほうが、すんなり決められました。
代替医療のほうが、西洋医学より選びやすいという心理状況。
抗がん剤は、副作用もきついです。
点滴の最中にショック死もありえます。
心筋毒性もあります。
まさに、毒をもって、毒を制すというかんじ。
しかし、効かない可能性も高いです。
効かなくても、副作用はしっかりでます。
わたしが、この手で犬の寿命を縮めることになるかもしれない。
とても、辛く、難しい選択でした。

元バイト先の獣医さんに聞いてました。
あれ、よく効くで。腫れがひくこともあるんや。
はやくつかってあげや~。
と、あっさり。
軽いノリですが、少し、救われる気もしました。
偶然、それを使った人の話も聞けました。
副作用は、おもったほど、きつくなかったかなと。。
幸せに眠かったと。。
以前、著作をよんだことのある、代替医療の後、西洋医学に身をあずけた
絵門さんのことも、判断に影響しました。

ターミナルになったとき、抗がん剤は是か、否か。
がんの種類によるのだなと、思うようになっています。
詳しくは、いま、書けませんが。。

多々、相談して、使う事に決めました。
とてもこわかったです。

しかし、今、こうやって書けるのは、
結果として、大丈夫だったからにつきます。

1回目を終了させました。
赤い毒毒しいクスリが、点滴でゆっくり入って行く2時間。
堪え難いほど、緊張しました。
ショックが早いうちに起きれば、命にかかわります。
何も、なくて本当によかった。

その後も、下痢などもなく、元気です。
体重も、もとに戻りました。
よく食べます。
しかし、腫瘍は小さくなっていません。
効いてないかな。
リンパの数は、少しだけ、減りました。
1クール、8回以内の薬です。
そんなには、やりたくないです。

チワワで、ほとんど薬を使わないとはいえ、
それでも高額になります。
わたしは、払えません。
独身の妹が、働いて、支出しています。

お金もそうですが、やはり毒性が怖い。
まずは、小さくなって、維持ができればいいのですが。。

副作用は、肝臓機能がちょっと落ちているようです。
解毒で大変なのでしょう。
いわれていたように、毛質が柔らかくなりました。

いろいろ心配ではありますが、いつもとかわらず過ごしています。
前よりもかまうようになったからか、とっても甘えるようになっています。
ずっとしっかりなでてあげてなかったものね。
こんなに、すりすり寄って来ていたのにね。
わたしは、気づいていなかったんだ。。。
ぜんぜん、余裕がなかったね。。

いつもどおり暮らしています。
いつもどおりにしたいと思っています。
毎日、いま、この時、この命を大事にしなければ。

うちのチワワは、妹のお金で治療に入れました。
世界のいたるところで、病気を治せない子どもたちも
いることに、胸がいたみます。
すこしづつでも、カンパしていければいいな。。












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Last updated  2006年04月26日 20時41分59秒
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