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あんどうりす の りす便り

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2010年06月21日
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わたしは学童保育指導員

わたしは学童保育指導員

価格:1,575円(税込、送料別)





飯能市にある学童保育の先生が書かれた本です。。

すごくいいよ。そういわれたので、そして人づてに噂は聞いていたので、読んでみました。

すごい。すごすぎるー。
私がこんなことできればいいのになあ、思っている事がぎゅぎゅぎゅっとつまって
すでに苦労とともに、実践していて。。。。

それにしても、このタイトルがもったいないです。。

子育て中の親、みんなに読んで欲しい本。

こどもがまるごと受けとめられていく。地域でいろんな子たちと親を支えていく。
そのノウハウがいっぱいつまっている。
刺激をたくさんうける本。

こころがさみしくて、それをうまく表現できなくて、学童で暴れちゃう子どもたち。
学校ではおとなしい子ですなんていわれるほど、自分をおさえこんでいる子もいる。

うぜえ。ババア。死ね。
乱暴な言葉、支配的な暴力。暴れる。逃げる。


こんなとき、お子さんには問題があります。家庭での教育がなっていないから。
養育が悪いから。。そういうだけの人はよくいるけど、

でも、指導員の河野伸枝さんこと、コーノせんは決してこどもを見捨てないんだよ。

心理学的にみたら、もっとも信頼できるひとを攻撃対象にして、
どこまで自分が受け入れてもらえるか、指導員を困らせに困らせる。

身体をはって、どこまでもどこまでも、見捨ててないよという
メッセージを送る。

こどもが変わって来る。
もちろん、きれいごとじゃすまされず、何度も裏切られたりもするけど、
こんなことがつらい。。こどもには抱えきれない重たい話だったり、
様々な悲しみを語ってくれる。

そうすると、自分を受けとめてもらえた子どもは、安心して、
他の人もうけとめられるようになってくる。

こどもたちはよくケンカしている。

ケンカをしないことがいいのではなくて、ケンカしても
もまれても、自分の気持ちが表現できて、相手と後日なかなおりしていけるような
そんな心の強い関係ってすごいなあ。。

こどもにつらくあたってしまう親、こどもを放置してしまった人、そんな事例を
あげながら、でも、親達にもあたたかい。
親達も、職場で、自尊心が傷つけられるようなことも少なくなく、
こどが学校で荒れていると聞かされるたび、こどもをしかって悪循環に
おちいってしまう。この子を手にかけてなんて思いがあったと告白する親もいる。

コーノせんのきめ細やかな対応は、学童関係者でも絶大な支持をうけ、
全国各地で講演しているそうだ。

わかる。すごい。言葉に重みがある。うわっつらなばっかりの理想論や
道徳やしつけを強めても、かえって逆効果なのが、読んでみたらよくわかる。

登場するこどもたちを子育て中の親だと思ってよんでみてもまったく
あてはまる。

ADHD、自閉症、重度のしょうがいを持った子ども達もでてくる。
素直なこどもたちがよだれがきたねーとか言っていじめてみたり、
でも、かえってそういっていた子がよだれを拭いてくれるようになったり、

頭だけで考えてしまっていたオトナたちに衝撃をあたえたこどもたちの
柔軟さ、素直さ、ずるさ、すべてが結果としてほほえましい。
人ってダイナミックですごいなあと思えました。

どんなしょうがいがあっても、なくてもこんなふうに、子ども達が地域で
そのまま受け入れられて大切にされるって、いいなあ。。
ただただ感嘆してしまう、そんな迫力があって、嘘のない本でした。

子育て中の親にも是非是非読んでほしい1冊です。

下記の本と一緒に読むと、虐待、DVの理論的な分析とその実践的対策というものが
すごくよくわかる。

今年おすすめの3冊といえば、まだ6月だけど、これに決まりかな。


しつけと体罰

体罰がもたらす効果、体罰によらない方法の提示、3歳児神話や母性神話のもたらす弊害、そして、結局、何故すべての画期的プログラムでも体罰を減らす事ができなかったのか、国家が戦争という暴力を肯定することについてと児童虐待の関連性について言及した部分は圧巻。


ドメスティック・バイオレンス

DVのバイブルといわれた本。この本によりDV法が成立したといっても過言ではない。
DVが他の暴力と違うことは支配すること。
ただのよくある家庭内の事情としてすまされていたことが、理論的に分析して、名前をあたえて、鮮やかに問題をうきあがらせていてお見事。

DVやデートDVから身を守る為に考えるべきヒントやチェック項目、被害者のみならず、加害者の支援回復プログラムについて書かれている。カウンセラーが陥りやすい誤謬から、DVを発見した場合の対処法などいたれりつくせりの本。内容がぎっしりで、整合性のない無駄なくりかえしや、矛盾するエピソードなど全くない、完成度の高い本だと思いました。













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Last updated  2010年06月22日 23時14分40秒
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