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2007.07.15
テーマ：生き方上手(669)
カテゴリ：社会問題
先日、輸血用血液について調べていた。
 その際、以下のページを発見した。 輸血用血液の種類 驚くべきは血小板製剤の薬価。 上記のページによると、照射濃厚血小板が高い。 ２０単位約２５０mL１袋で１５４，５２３。 １点１円で計算すると実に１５万４千円！ さらにＨＬＡ（リンパ球）適合の場合。 血小板は２０単位約２５０mL１袋で１８５，２５０。 ３割負担でも５万５千円になってしまう！ 私はもうすぐ献血５０回になる。 ここ数年は血小板が多い。 ２０単位も多く行っている。 加えて私はＣＭＶマイナスの血液なので日赤から重宝がられた。 これは日本人の場合１０人に１人の割合しかいない。 （最近は若年層にＣＭＶマイナスが多くなっているそうだ） 血小板は寿命が短い。 何と７２時間以内に使わねばならない。 そのため、血液の供給は綱渡り的な事業となっている。 この件については、以下のページ（動画）に詳しく出ている。 アンパンマンのエキス（テレビ新広島） 前に住んでいた場所ではＨＬＡ適合する患者さんがいた。 そのため、日赤からご指名で電話が来たこともよくあった。 献血は、売血ではなく善意で行われている。 記念品としてお米やＴシャツをもらうしジュースも飲む。 しかし基本的には無料奉仕だ。 なのにそれが患者へ行くとこんな高額な薬価になってしまうとは驚きだ。 もちろん献血事業を行っている日赤も赤字ではいけない。 コスト分を薬価に反映させなければならない。 施設や人件費も相当にかかっている。 最近では感染症予防のため日赤は初流血除去まではじめた。 初流血除去法 初流血除去を始めました これでは採血キットは高くなり採血担当者も手間がかかる。 それは私にも理解できる。 しかしこれほど血液が高額とは知らなかった。 患者は一度の輸血で済むとは限らない。 血小板を複数使用する患者もいるだろう。 ましてや血小板輸血が必要ともなれば、重症患者である可能性が高い。 入院費や他の薬もかなり高額になる。 患者本人と、その家族にとって精神的な苦痛とともに経済的な苦痛となる。 この問題、掘り下げてみれば深そうだ。
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最終更新日
2007.07.19 18:15:15
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