テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:ニュース
東南アジアのタイとカンボジアで対立が泥沼化している。
タイ・カンボジア:対立、泥沼化 共同開発合意を「破棄」 タイ副首相「国境封鎖も」(毎日新聞) 対立の発端。 それは、カンボジアがタクシン元タイ首相を政府経済顧問に任命したこと。 これにタイは反発した。 5日には両国とも大使を召還する事態となった。 カンボジア:タクシン氏顧問就任 タイとカンボジア、双方とも大使を召還 対立深まる タクシン氏は06年のクーデターで退陣に追い込まれた人物。 このクーデターに関しては、タイのプミポン国王も追認した。 反タクシン派として登場したのが若いアピシット首相。 タクシンはアピシットの政敵。 そればかりか「タクシンは政治犯」ということになっている。 だが今でもタイ国内でタクシン支持者は多い。 特に低所得の農民層が支持基盤だ。 海洋資源の共同開発事業は、合意を破棄する事態となった。 この両国の対立は、今に始まったことではない。 毎日の記事にもあるプレアビヒア(カオプラウィハーン)。 この遺跡の領有問題はかなり前からあった。 国際司法裁判所はこの遺跡がカンボジアにあるという判断を出した。 1962年のことだ。 だが、この問題は今も続いている。 昨年と今年、両国は軍事衝突を起こした。 きっかけはプレアビヒアの世界遺産登録。 この事件で、両国の兵士数名が死亡した。 タイ、カンボジアが大使召還 タクシン氏の顧問就任で(タイ発ニュース速報) もし、タクシンがカンボジアを訪問したら。 両国はさらに緊張を高めるだろう。 犯罪人引渡し条約を両国は結んでいる。 しかしカンボジアにタクシンがい他としても。 カンボジア政府は身柄引き渡しには応じないと見られる。 こうした状況がアピシット政権を刺激するのは必至だ。 両国はアセアンに加盟しているが、その関係は決して強固ではない。 アピシット首相がどんな政治手腕を見せるか。 国王が病気で入院している今、その判断は重要だ。 一方のカンボジア側も同じ。 フン・セン首相がどこまでこの問題をこじらせるのか。 例えば日本人にも両国の国境が閉鎖となれば観光での打撃はある。 タイからカンボジアへ陸路で世界遺産のアンコール遺跡へ行く人も多い。 内戦の傷跡が今も残るカンボジア。 隣国と対立していることで国の経済にも影響が出る。 両国の対立は何のメリットもない そのことをもう一度両首脳は認識すべき *********************** 関連記事 [タイ]タクシンのカンボジア入りは国内も揺るがすかも *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.11.13 11:05:58
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