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カテゴリ:映画
監督 西谷弘
テレビドラマ「ガリレオ」と合わせて企画された劇場版。 先に原作を読んで、アリバイのトリックはわかってしまったので、ドラマとしてのおもしろさを期待。 少しあらすじ 花岡靖子(松雪泰子)はしつこくつきまとう元夫を絞殺してしまう。靖子に恋心を抱く数学教師石神は隠蔽工作を行なう。 川原で惨殺死体が発見され、警察は靖子を疑う。しかし靖子には完璧なアリバイがあった。内海(柴咲コウ)から相談を受けた湯川(福山雅治)は、大学時代の友人である石神が事件に関係していることに気づく。 感想 テレビドラマの原作はガリレオシリーズの短編だったけどこちらは長編で、いつもクールな湯川が感情を激しくあらわす場面があり、テイストもかなり違う。 初めのクルーザー火災で、テレビドラマよりも金かかっているぞーとアピール。 堤真一はそこまで陰気なキャラにせんでもと思ったけど、これは終盤に生きる。 タカビーな役の印象が強い松雪泰子が陰のある美人を好演。 電話シーンの画面分割は安っぽい。 雪山のシーンはいらない。雪山の空撮を見せたいだけでしょ。(金かかってるぞー) 柴咲コウと福山雅治はいつも通り。二人とも不器用なんでしょうね。それで良いと思えるか、もの足りないと感じるか、分かれるでしょう。 福山雅治はもうひとつ殻を破って欲しかったけど、一番の泣かせどころで、堤真一と松雪泰子が魅せてくれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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序盤は、ドラマ版での軽妙な、やり取りから始まりますが、
ドラマ版でファンになった人はきっと戸惑うかなと思いました。 今回は物理的な現象に仮説を立てて実証する パターンではないからです。今回は心理的トリックでした。 さらに、今回の主役は福山雅治演じる湯川ではなく、 堤真一が演じた天才数学者の石神のように思いました。 お互いが天才と認め合い、湯川にとっては友と呼べる存在。 そのためか、ドラマ版(注:1話しか見ていない)と異なり 論理的な思考で生きてきた湯川の感情に流される部分があり ドラマとは違った楽しみがありました。 (2008.10.11 12:09:19)
シムウナさん
>そのためか、ドラマ版(注:1話しか見ていない)と異なり >論理的な思考で生きてきた湯川の感情に流される部分があり >ドラマとは違った楽しみがありました。 ----- 原作がガリレオシリーズの中では異色ですからね。テレビドラマとは全く別の企画でも良かったと思うけど、それではここまでヒットしないでしょうから、まぁこれでも良かったのかな。 (2008.10.11 20:14:15) |