12月14日
昨日の数値を修正。
一人暮らしの場合、月々856ユーロが自由になるかどうかで、
ドイツにおいて貧乏か否かが判断される、らしい。
子供二人の4人家族なら、1798ユーロ。
どういう基準で決めているかというと、
平均的な自由になるお金の60%を満たさない人が貧乏カテゴリーにはいると。
そうか、ドイツの平均的な月々自由になる額は1427ユーロなんだ。
日本円にしたら、日本に住む人は、ええ?と思うと思う。
だって、一人暮らしで、月に13万7000円のお金が使えない人は貧乏ってことなんだから。
もちろん、ここから家賃も電気も電話もぜーんぶ払うのよ。
4人家族なら、29万円が自由にならないと、貧乏家族。
自由になるお金の平均は22万8千円くらい。
ドイツは税金が高いので、逆算すると
税込みのドイツ人の月平均収入額はおよそ2200ユーロ、
日本円にして35万円になる。
だけど、これは円が今、異様に安いから。末端で1ユーロ160円だもんね。
ドイツでの1ユーロは日本の100円くらいの価値しかないと思う。
人件費が高いものを利用するとなれば、70円くらいの価値しかないかも。
ビールは安いけどね。
レストランでものを食べると今は馬鹿らしいくらい高い。
飲み物を入れて、12ユーロくらいは出て行くことを覚悟。2000円。
価格を気にしないで選ぶと16ユーロくらいには普通になる。
昼、定食で5ユーロとあっても、飲み物は普通、別。水飲んで2ユーロ、1120円。
これ、安いのよ? まあ、うちの街がよそより高いんだけどね。
でもケルンやミュンヘンもこの程度か、それより高いと思う。
で、ドイツ人の12-16%がこれ以下しか自由になるお金がないらしく、
これは学歴にしっかりと左右されるらしい。
大学入学資格のある高校卒業資格を持つなら、この貧乏ゾーンに入る人は11人に一人、
一方、中高校を途中で止めた人の二人に一人はビンボー入り。
すごい差だな。
更に、家族環境にもはっきり差が現れていて、
DINKSはもちろん、一番貧乏率が低い。子供なしで共働きね。たったの3%(それでもいるってことに驚きがあるが)
一方、親が一人で子供を抱えている世帯は3世帯に1世帯が貧乏ゾーン。
二親の場合は、子供の数が増えるほど貧乏になる傾向にある。
こんな感じかしらね。
詳しくはhttp://www.welt.de/data/2006/12/06/1135732.htmlをどうぞ。ドイツ語ですが。
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