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カテゴリ:交通事故が起きないために
先日ドイツに住むmoguさんがLINEでこんな写真を送ってくださいました。
moguさんはこのブログで知り合った、ドイツ在住の若い日本人女性です。 これはmoguさんのご自宅近くの交通死亡事故現場が歩車分離信号機に変わった 写真と、白い自転車はドイツでは交通死亡事故現場に設置されるそうなんです。 若い人が亡くなった現場では花や蝋燭も手向けられたり、名前や写真も貼って あったりするそうです。ここで亡くなられた方は、79歳の女性がダンプに轢か れて亡くなったそうです。自転車には「女性は自転車乗りで、年齢と事故日」が 書かれているそうです。 この道路は写真の中の高架橋が高速道路の為、高速に入るダンプカーがバンバン 右折してとても危険な交差点です。ドイツは左ハンドルなので右折が日本でいう 左折に当たります。moguさん自身も2年前の11月にこのすぐ近くの交差点で、 青信号の横断歩道を自転車で渡っている時に前方不注意の右折のダンプカーに轢 かれ重傷を負いました。奇跡的に命だけは助かったものの、未だ身体も心も一生 元の生活には戻れない不自由な身になってしまいました。鬱状態にもなり不自由 な体と闘いとても苦しんでみえるんです。 moguさんは嘆いていらっしゃいます。 「ドイツ政府も歩車分離信号機に変わるにも死亡事故が起きないと動きません。 今、車椅子の生活になって現場道路を見ると、本当になんて危険な道を毎日自転 車に乗っていたんだろうと怖くてたまりません。大抵の自転車乗りはそんなこと 気にせず左右確認もせず呑気に自転車に乗っています。毎日のように市内の交通 事故のニュースが流れると、自分の見えないところで同じように苦しんでいる方 が増えると思うと、本当に辛いんです」と。 私はmoguさんと知り合ってから、交通事故で苦しんでいる人は日本だけでなく、 海外でも同じなんだと知りました。そして、交通事故が起きない社会への想いは 決して日本だけではなく万国共通の願いであり、被害者たちの祈りなんです!! これは一昨日、春日井市の警察署の方々、市議会議員さん方、市役所の方々 にご挨拶の時にお渡しした文章です。 私の決意と紗愛理のことを自己紹介と共に知っていただきたかったのです。 私の決意 私は愛知県知立市に住む、坂田栄子と申します。 長女、坂田紗愛理(さかたさえり)は2年前、交通事故で亡くなりました。 2019年6月4日、いつものように元気に仕事に出かけた20歳の紗愛理(さえり)は早番の仕事を終えてあの交差点を通ってしまいました。愛知県知立市国道23号線上重原インター出口交差点を、青信号で自転車で横断中に、前方不注意で左折してきた10トントラックに押し倒され自転車ごと下敷きになり右後輪で頭を潰されて即死しました。2時間後警察から事故の連絡を受けた時、紗愛理はもうこの世にはいませんでした。薄暗い警察の遺体安置室に一人寝かされていました。しかも、目から上はタイヤに踏みつぶされて無くなっているという無残な姿で…いったい紗愛理が何をしたというのでしょうか?真面目に仕事をし、交通ルールを守り自転車横断帯のある横断歩道を青信号で渡っていただけなのに…私たち家族は地獄へ突き落されました。 朝「いってきます」と元気に家を出た大切な我が娘がもう二度と「ただいま」と帰って来れなくなってしまった現実に、どうしてこんな事故が頻繁に起こり、加害者は執行猶予判決であまりにも簡単に許されてしまう理不尽さと、人の命より車優先な社会の仕組みに怒りで震えました。私は紗愛理のような何の罪も過失もない若者や子供たちが、青信号に裏切られ横断歩道上で無残に殺されていく惨劇が悔しくて、もう誰も信じられなくなりました。 それでも、紗愛理は事故から1年5ヵ月後の昨年11月、命の大切さを伝える生命のメッセージ展のメッセンジャーとして新しい生命を授かりました。私ももう泣いてばかりはいられないと、今年1月、紗愛理が生前趣味のカゴ作りに使っていたクラフトテープで交通安全への啓発を呼び掛けるストラップを作り、地元の安城警察署、知立市役所、安城自動車学校などに置いて頂く活動を始めたのです。今年7月からは知立市社会福祉協議会へボランティア活動登録をして「あいち交通死をなくすボランティアにじいろ会」と名付けて紗愛理たち被害者の『交通事故で悲しむ人が増えないでほしい』という願いも背負って仲間と共にささやかながら草の根運動をスタートしたのです。 そして、被害者サポートセンターあいちで出会った、Oさんが私の想いに賛同して下さり、志を同じくして熱い気持ちで春日井支部を立ち上げて下さったのです。 紗愛理の人生はたった20年11ヵ月で終わってしまいましたが、人の幸せと平和を願う心優しい紗愛理の想いは、この先どこまでも続いてこのストラップと共に『交通事故は絶対に起きてはならない!被害者にも加害者にもならないように!』とチリンと鳴る鈴の音にのせて、人々の心に響いていきますように、コツコツと活動を続けてゆきます。 仲間と共に!紗愛理と共に!卓巳君や多くの理不尽に命を奪われた者たちと共に! みなさま、これからどうか宜しくお願いいたします。 あいち交通死をなくすボランティア にじいろ会 代表 坂田栄子 (さえりん11歳の時 自宅にて) (さえりん寝てる??(-_-)zzz) いつも温かいコメントありがとうございます さえママへのメールはこちらから にほんブログ村、応援おねがいします!! この「さえりんの部屋」を一人でも多くの方に読んでいただき、 交通死亡事故で悲しむ人がもう増えませんようにと心から願っています!! さえりんをクリックしてください!! にほんブログ村 さえパパの「可愛いさえりん1分間動画💛」ぜひ見にきてね!! さえりん動画はこちら
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