カテゴリ:投資・株主優待
橘玲「日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル」 ダイヤモンド社 2013年刊 冒頭にある近未来小説「日本人を待っていた浅い眠り」・・ 浅い眠り・・というより、悪い夢?! 20xx年に、日本を襲った「大崩壊」後、 首都圏のビルの多くは、ハイアールやサムスン、タタ等に買収される。 多くの会社のCEOは、アメリカでMBAを取った30代の中国系アメリカ人。 IMF管理になりかけた日本政府が講じた措置は、 消費税を30%にまで引き上げ、 年金の受給年齢を70歳に引き上げ、 医療・介護の自己負担比率を5割とする。 歯科治療は、保険の対象外となる。 ハイパーインフレの中、給与はほとんど上がらず、 失業率は上昇し続け、年間の自殺者は5万人を突破した。 円安で、復活するはずの製造業は、国内の設備が老朽化しているため、 東南アジアの最先端の工場には太刀打ちできなかった。 ・・とっても、最悪のシナリオです。 よりベターな世界を作り上げなければいけないのですが、 この最悪のシナリオの中で直面する 1.国債価格の下落(金利の上昇) 2.円安 3.インフレ に備えるため、個人としての備えが紹介されています。 財政破たんに備える金融商品として、 1.国債ベアファンド 国債が下落すると利益を生むように商品設計された投資信託 2.外貨預金 米ドルが、第一の選択 3.物価連動国債ファンド 消費者物価指数に応じて元本が増減するように設計された投資信託 そして、 日本国がデフォルトを宣告・・国家破産した場合に対しては、 4.画以外銀行の外貨預金 5.日本国債ベアETF JGBS、JGBD ・・すでに株主優待バカ?!なので、 米ドルと物価連動国債ファンドを買っておいて、 あとは仕事を一生懸命する、ぐらいが現実的な選択かも、 と思っています(>_<) <目次> 第1部 序 (近未来小説・日本人を待っていた浅い眠り 最悪のなかの最善を探せ) 第2部 破(普通預金は最強の金融商品 たった3つの金融商品で「国家破産」はこわくない) 第3部 急(財政破綻時の資産運用戦略 経済的リスクを“奇跡”に変える) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.09.06 15:53:37
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