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カテゴリ:光圀のスポーツ観戦の旅
去年の戦力外騒動の結果、桑田真澄は巨人に残留することになって、二百勝への道に行き続いているが、ただ衰える姿しかファンに見せられない。明日の長嶋御覧試合は、桑田の進退を決める試合になったそうだ。しかし、いい結果が出ても、引退したほうがよいと思う。
確かに、プロ野球選手がスランプに落ちることは多い。だが、桑田はスランプに落ちるのではなく、衰えた。六年前、桑田は今と同じように、二年ぐらい長いスランプに落ちた。しかし、その時の桑田は復活が果たせたが、今の桑田はたぶん果たせないのではないか。 昔、桑田は145キロぐらい直球を中心に、コントロールがよい家伝宝刀のカーブ、スライダー、フォーク、シュートなどの変化球で打者と対決した。三年前、さらにチェンジアップを覚えた。特に内角速球をたくさん投げたので、外角へのカーブ、スライダーはさらに威力が上がった。また、球速が速かったので、落ちるボールであるフォークの威力もある。 しかし、現在の桑田のピッチングの問題と言えば、まずは球速だ。2002年復活した桑田はまだ最速142キロぐらいの直球を投げられたが、現在の最高球速はただ136キロぐらいのみだ。また速球のノビも無くした。すなわち、桑田の速球はまったく威力がない。従って、直球を投げると、打たれる長打が増えたので、今シーズンの桑田は内角だけではなく、直球を投げる比率をかなり減らして、変化球を中心のピッチングをした。しかし、直球の威力を失うとともに、変化球の回転も弱めてきた。だから、変化球の威力もなくなった。また、直球を投げないので、落ちるボールであるフォークとチェンジアップはもちろん、カーブ、スライダーも打者との勝負することができなくなった。だから、ピッチング策略を変えても、衰えた事実を隠すことができない。これに対し、42歳の工藤はまだ142、3ぐらいの直球を投げることができるので、安定感が下がっても、ピッチングの威力を保つことができる。 だから、200勝を目指しても、自分なりのピッチングができなくなったので、桑田はやはり引退したほうがよいと思う。桑田のファンにとって、自分が好きな選手が出た時いつも打たれれば、悲しい感じがするのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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