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カテゴリ:ラーメンの食べ歩き:世田谷区
たんたん亭から出てから、すぐ予定の目標に行こうと思ったが、なぜか、反対方向にあるお店に行きたい気持ちが沸いてしまった。結局その気持ちで学会の会場と反対方向へ。目標は、2007年6月にオープンした「アイバンラーメン」だ。米国人の店主が構えた自家製麺のお店だからすでに話題になった。しかも本まで出したということだ。
本来、学会の会場からみれば、アイバンラーメンを1軒目にしたほうが合理的であろう。しかしながら、土日なら行列ができる噂もあり、1軒目で行列に巻き込まれたら、後のスケジュールは全部狂う。さらに土日は11時半開店だということで、距離と時間から考えれば、1軒目をたんたん亭にし、アイバンラーメンへの訪問をやめた。しかし、どうしても行きたいけど…。 浜田山から甲州街道へ、そして旧甲州街道まで歩いて40分ほどかかって、芦花公園に到着した。大きな「自家製麺」の字が書いてあった建物がすぐ目に映った。満席で先客2だと思ったが、すぐグループ客3人が並んだので、6人目になった。また余裕があるし、先客5というのも 約5分ほど待ったら、元4つ星フランス料理店のシェフで、噂の店主アイバン・オーキンさんは自らがカウンターの整理と接客で登場。わしもアイバンさんに席を案内してもらった。着席し、塩全部のせラーメンを注文した。 マスコミでは、アイバンラーメンのお勧めは塩だということだ。最初は塩一本らしいが、今醤油、塩と醤油つけ麺、まぜ麺もやっている。いずれも自家製麺を使うが、醤油、塩ラーメンとまぜ麺は細麺を使う。つけ麺は太麺を使うということだ。さらに限定メニューのカレーラーメンもやっている。 厨房で、アイバン店主と三人のスタッフの体制だが、スタッフの中で1人の外人もいる。当たり前だと思うけど、わしも日本人じゃないけど…。そしてアイバン店主が麺を提供した。 濃厚そうなスープだ。実際に飲めば、ラードの効果もあったようで、熱々に最後まで食べられるものだ。魚粉も入っているけど、魚介スープにアイバンさんによる特製野菜スープの味を支配することがない。スープは濃厚で、コクがあるが、飲みやすい。野菜と魚介もかなり融合した。しなやかな細麺はコシがあるし、絡めもいい。チャーシューは脂身と肉のバランスも、固さもいい。ネギと穂先きメンマもスープと合う。半熟卵は塩味付けのようで、やわらかくておいしい。 うまかったね。念願の訪問だけではなく大満足な味でもある。ちょうどアイバンラーメンは今月の頭の時、開店三年目に突入したばかりだ。そのため、わしの訪問もかなり遅かった。しかし、今年食べた塩ラーメンの中でも1、2位ぐらいうまい塩ラーメンだと思う。 わしも、去年からいろいろな不公平なことに遭わされているが、時々すべてをやめて、一条家元のところに修行しようかと考えたことがある。アイバン店主のきっかけと異なるが、今から考えれば、やはりラーメンはすごいね。ラーメンにはまったらやばいだね!(笑) 店の写真を取ってから、店を後にして、下高井戸へ出発。もちろん歩きだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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