◆ 金魚救い。

2012/01/03

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えっ？「金魚掬い（すくい）」の間違いじゃないの？このタイトル。
って言われそうですが、いいえ、違います。

金魚を、救う。のではなく、「金魚に救われた」作家さんの、物語。
この作家さんの作品が載っている本は、以下なんですが・・

【送料無料】金魚養画場
価格：2,625円（税込、送料別）

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これ、どう見ても、「金魚の写真」にしか、見えないですよね・・。

実は、これ、アクリルを流し込み、金魚の絵を描き、その上にまた、
アクリルを流し込み、絵を描き・・・と重ねていき、仕上がった時、
まるで、澄んだ水に　金魚が泳いでいるように見える芸術なのです。

百聞は一見に如かず。この作家さんの作品制作風景を、どうぞ。

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いかがでしたでしょうか。すごいでしょ。私もびっくりしました。

気が遠くなるような作業、驚くべき写実性。絵が立体になる、不思議。
日本人なら、誰しも　心近しく思っている、「赤いおべべの金魚さん」。
それを、まるでストップモーションのように、アクリルの中に固めて。
この方は、天から、特別な目と感性を与えられている、と思いました。

日本人は、特定の神様を持たずに、「すべてのものに神が宿る」という、
独特の宗教観をもって生きてきた人種です。（＝やおよろずの神々）
島国の中で、静かに育んできた、自然や、生き物への感謝や、畏れ。
（それだけなく、死者や、無機物や、病気さえ、「神」となってしまったり。）

その、繊細で研ぎ澄まされた感性が、連綿と受け継がれ、
このような　素晴らしい芸術を生み出す土壌となり、
ありがたいことに・・・みずから芸術を生み出す才能は無くても・・・
その芸術に、うなずき、ため息をつき、涙を流す感性を、
私たちの血の中に、そっと、受け継いでくれているのだと思います。

よく、中国４０００年の歴史とか、５０００年の歴史、と言いますが、
今の中国人は、実は最近出てきた人種で、もともとの文明を作った人種は、
大昔に、すでに滅んでしまっていることは、意外と知られていないかも知れません。

一方で、島国の中で、遺伝子を今日まで絶やさずつないできた日本人は、実は、
世界最古、１万６５００年前の土器を残している人種なのだそうです（※大平山元１遺跡）。

エジプトのピラミッド・メソポタミア・チグリス・ユーフラテス、黄河文明など、
世界の四大文明と呼ばれている地域の文明は　今から５０００年ほど前のもので、
世界最古の文明と言われるシュメール文明さえも、
今から６～７０００年前のものでしかない、とのこと。

そのような歴史的事実を知ると、

１万年前にはすでに、装飾品を持つなど、文化をもって暮らしていた日本人が、
いかに古くから、細やかな感性や独特の才能を持っていたか、解ろうというものです。

私たちも、この金魚の作家さんも、そんなすごい文明の、一番先に、生きている。

私たちは・・・だから、
時々は、自分の胸の中に流れる、かけがえのない血のことをちょっぴり、思い出し、
この優しく繊細な感性と、独特の創造性を大切に、
自信をもって、顔をあげ、未来へ軽やかに進むべきだと思うのです。

今日の、歴史のお話は、
「日本の心を伝える会」のねずきちさんのブログから、データを頂きました。
ねずきちさんは、昨年１２月、「歴史通　１月号」で論壇デビューされています。

ねずきちさんの、この「ニッポンの古い歴史のお話」は、
もっともっと、ワクワク・ドキドキする内容でいっぱいです。

続きは、ねずきちさんのブログで、ぜひどうぞ。

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◆ねずきちのひとりごと「日本を守ろう」

今年は、『古事記』誕生１３００年だって！びっくり！