テーマ:詩&物語の或る風景(1046)
カテゴリ:書画・芸術・文学・音曲評論
わだつみ判官の勝手なイメージとして、ツユクサは梅雨頃に咲く花だからツユクサと呼ばれるのだという風に感じてしまっていました。でも、ツユクサは"露草"と表記するのが正しい漢字の植物名となるようです。 ちなみに、露草は万葉では秋の季語とされます。 万葉集では、別名で詠ったものが9首も存在しており、どれも儚さを象徴する表現となっています。 それ以外にも、ツユクサほど多くの別名や通称で呼ばれている植物は稀で他にはあまり見かけません。 例えば、見た目からも青花(アオバナ)、藍花(アイバナ)、帽子花(ボウシバナ)、移草(ウツシグサ)、月草(ツキクサ)、鴨頭草(ツキクサ)、蛍草(ホタルグサ)、 縹草(ハナダグサ)などと、実に多彩な呼ばれ方をしています。 フゥ~!(―。―;)゜゜゜ 露草の花の色素は、水洗いをすると流れてしまうため、染付けの下絵を描くときなんかにもりようされるそうで、移草(ウツシグサ)の別名はそこからのようです。 本来の和名の露草の露草と呼ばれる由来は、朝露を受けて咲きはじめる一日花であるため"露を帯びた草"からきているようです。 『ツユクサ』 科属:ツユクサ科 ツユクサ属 学名:Commelina communis 開花期:6月~10月 別名:アイバナ、アオバナ、ホタルグサ、ボウシバナ、ウツシグサほか 原産:日本在来種 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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