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カテゴリ:テレビ番組
今回の英雄たちの選択のお題はスペイン風邪。
前に見たヒストリアのお題「ペスト」と同じく現在のコロナウィルスが蔓延しているこの世の中でどう対策を取るのかをメインにしている 1918年から1920年に流行したスペインかぜ。スペインが発生源ではなく、第1次世界大戦末期に感染者が出て死者が出始めたものの、戦争中ってことで情報統制が敷かれていたため当時中立国だったスペインで情報が公開されたためそう呼ばれる事になったが、後に実態はインフルエンザの大流行って事が判明している 日本でも今のコロナ同様、感染者が次々と出てきたが、発生源が港町で海外から帰国した人が菌を持ち帰ってしまって感染・・・・という経緯で感染者が増えていった。 明治・大正時代は今とは異なり、国民全てが真っ当な医療が受けられなかったため、病気が重症化してから病気が判明するため大概手遅れになって死ぬ・・ってのが多く、死者が増えていくという悪循環に。栃木県出身の医師の手記から当時の医療事情を解説。スペイン風邪の流行で医師不足である、症状を軽くするため、ジフテリアの血清を患者に打ったがその経過を記録化して残していたということが説明されており、コロナでも症状を軽くするため別の病気の薬を投与したら症状が軽くなったという症例があったけど、100年前にも試みられていたことだったんだ。 ワクチンの開発についても解説。 北里柴三郎率いる研究者はスペイン風邪はインフルエンザウィルスが原因と踏んでワクチンを開発。対して国お抱えの研究室ではスペイン風の原因は不明と言うこと前提で混合ワクチンを開発。他の研究所もそれに追随する形でワクチン開発に関わったから開発はかなり激しい展開になったもののスペイン風邪の沈静化に伴いワクチン開発競争もぱったりと終わってる。そのことについて「パラサイト・イヴ」の作者瀬名秀明は他の病気の治療薬を流用することとワクチン開発競争についてコメントを述べていた。 今でも通じる感染対策 感染対策として手洗い・うがいをし、外出時にはマスクをしようという啓発が大正時代からも存在していたのには初耳 女子高生の手記 あるお寺で見つかったスペイン風邪流行の時期に書かれた女学生の日記を紹介。 学校の人、身内に次々と感染者が出て、亡くなった人まで出た上、自身も感染しその時期には学校の成績が落ちたため落ち込んだと嘆く文章が・・・成績のことでひどく落ち込むのはいつの時代にもあることだが落ち込みようは相当だったのは女子はどんなに頑張っても認められなかった時代だから? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Aug 29, 2020 12:07:23 PM
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