SmileHeartの笑顔日記

今日は父の85回目の誕生日。

耳がとても聞こえにくい、

膝が痛い(体重に問題あり)、

という不都合はあれど、

毎日案外ご機嫌に暮らしていて嬉しい限り。

マイペースぶりも健在だけど

自分中心、自分が正しいと

自分の価値観を押し付けまくっていた昔と比べれば

私たちの言い分も理解しようとしたりと

随分と丸くなった気がします。

父には父のそうしてこなければ

自分を守れなかった背景が、

人生があったんだということが、

私も今なら少し理解できる歳になってきました。

でも

せっかく落ち着いて話し合えるようになったのに

難聴のせいで話がかみ合わなくて

お互い「もういいや」と諦めてしまうことも実際あって。

これまで何度も

「大学病院の補聴器外来に行ってほしい」と

頼んではきていましたが、

絶対医者には行かないと言い張っていた父。

確実に聞こえは悪くなってるとわかっているだろうに。

(何度も補聴器には挑戦していましたが

最初は聞こえてもすぐに聞こえなくなり

もうすっかり補聴器を諦めていました)

私は諦めずに

アサーティブを意識しながら伝え続けてきました。

診察が(病院が)嫌なこともわかる、でも、

お父さんの耳のこと、

とてもとても心配していること、

もう少しスムーズに話ができるとすごく嬉しいことを。

だから一度詳しく検査するためにも、

まずは、毎月1度訪れている主治医に

大学病院に紹介状を書いてもらってほしいと

素直な気持ちを言葉にし続けてきました。

もちろん検査には同行するからねと。

そうしたら突然、先週

「補聴器外来、行ってみようかな」と(驚)。

うんうん、そうだね、行ってみようか。

一度決めたら行動に移すのが超早い父。

父は自ら主治医にお願いし、

紹介状を書いてもらい

来月、予約もとってもらっていました。

(ドクターには「娘がどうしても行けってゆ～から～」

と言ってお願いしたそうです(笑))

諦めず、落ち着いて、責めずに、

誠実に相手と向き合い続けることで、

相手の態度や行動に変化が起きることもある、

身近な人には特に難しいのですが、

アサーティブがいつも私を励まし勇気をくれています。

お父さんの耳が、

補聴器で少しでも聞こえやすくなりますように。

そしてますます周囲との会話も増えて

楽しい1年となりますように。

がんこだけどおちゃめなお父さん、

85歳、お誕生日おめでとう。