呼吸と皮膚感覚
前々回に書いたことに関係します。呼吸の 呼気(吐く息),吸気に対応する体の前面と後面の伸縮を観察していただく意味でしたが,伝わってなかったかもしれません。ここから観察してください。息を吸うとき胸の皮膚は伸びますか縮みますか。息を吐くときはどうでしょう?それが感じられたら肩周りの皮膚は呼吸につれどう動くでしょう。さらに腕の内側と外ではいかがですか?答は書きません。ただ全身はつながっています。息を吸うときは吸うことに全身は協力しています。吐くときは吐くことに全身は仲良く動きます。なんてことない話ですが,自分というのは,ひとつの命でなく細胞レベルのすごい数の命の集合体であるのに,ひとつの命として協力して生きているのです。ヨガはポーズ完成目的でなく,そんな感性を磨くものだと思います。