テーマ:パイプたばこを吸おう(1805)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
年末から年始にかけては、ずっとラールセンの「2012エディション」を吸っていましたので、新年初開封はこの「ゴールデンブレンド・バニラ」という事になります。ドイツのポッシェル社の製品で、日本では柘製作所が輸入販売しています。 開封時の香りは、バニラはバニラなんでしょうけれども、それよりもドライ・フルーツ系の香りの方が強く感じられます。カットはやや大きめのラフカットで、少し乾燥した手触りです。 火を着けて吸い始めますと、やはりバニラ系の香りが最初に来ますが、ドライ・フルーツ系の酸味を伴った香りが強めに出てくるので、意外にベタッとした感じにはなっていません。 味も、バニラ系の甘さをドライ・フルーツの酸味が程よく抑えるような雰囲気になっており、しつこさをあまり感じません。そして、非常に軽い喫味です。ニコチン感が希薄なのです。 火付き・火持ちは良く、燃え進みも早めに感じますが、油断して強く吸って煙量を多めにしてしまうと、すぐに香りのバランスが崩れエグ味が出てきてしまいます。いつもよりも弱くゆっくり吸わないと、良くないようです。 喫煙中盤を過ぎても、基本的には同じ味わいが続きますが、ドライ・フルーツ系の味わいの方が早く消えていくような気がします。ちょっとバニラ・クッキーを食べているような味と香りになってきます。 喫煙終盤頃になりますと、バニラの味の間にバージニア系の甘味が少し見えてきます。ここへ来てようやくお菓子から煙草に変わったという感じです。(笑) ただ、そうは言ってもバニラの味と香りは最後まで残り、微着香の煙草程度の感じで喫煙終了まで行きます。 という事で、喫煙終了。後味は意外に軽く、残り香は出来立てのバニラ・クッキーのような香ばしさがあります。 トータルとしてみると、まぁお菓子のような煙草です。ベタ付く程ではない甘さですが、煙草感が希薄なので、お菓子の雰囲気が非常に強いです。ですから、周囲の女性や子供の受けは良いかも知れませんが、ガッツリ煙草を吸いたいと思うような喫煙者だと、ちょっと物足りなく感じるかも知れません。 また、過燃焼気味に吸うと、途端に芳香剤的な嫌な匂いになりますので、この辺は注意したいところです。 軽く吸いたい時には、適した煙草だと思います。 [軽くも読める煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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