テーマ:パイプたばこを吸おう(1814)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
これも最近発売になった銘柄です。マックバレンのパウチには、「バニラ・クリーム」というバニラ着香の定番銘柄がありますが、この新しい「バニラ・トフィー・クリーム」はどんな感じに仕上がっているのでしょうか。因みに、「トフィー(toffee)」というのは、「バター(および場合により小麦粉)と共に糖蜜または砂糖を加熱(転化糖を生成)して作る菓子」なのだそうです。 開封前のパウチから漏れ出てくる香りは、完全にココナッツです。ところが、開封して鼻を近付けて匂うと、バニラと蜂蜜に、微妙なロースト臭が混ざる感じで、ココナッツの香りではなくなります。更に、パイプに詰めるために解していると、コーヒー的なロースト臭ばかりが感じられます。この辺は、香りの濃度によって感じ方が違ってくるのが原因ではないかと思われます。 カットは、普通サイズのリボンカットとブラックキャベンディッシュの小さめのラフカットの混合で、湿気は比較的強く感じます。 これをパイプに詰めて着火しますと、最初に来る香りは、バニラと蜂蜜をローストしてキャラメルに仕上げたような感じで、ちょっとコーヒーのような風味と微妙なクリーム香も感じます。味も、砂糖を少し焦がしてカラメルにしたような、微妙な渋味を伴った甘さで、これはこれでなかなか美味しいです。 なるほど、バターと蜂蜜を加熱して作る「トフィー」というのは、こういう味なのかと納得できる味と香りです。 火着きに関しては問題ありませんが、火持ちは良くありません。もしかしたら、湿気の多さの割りに硬く詰めてしまったのかも知れません。少し緩めに詰めた方が良さそうです。 喫煙中盤を過ぎてくると、着香成分が抜けてきて、煙草感がかなり強くなります。割りとドシッとしたコクのある甘味があって、適度なロースト感の中にキャラメルっぽい着香の残りが微妙に香るといった風情です。これはなかなかの吸い応えです。 喫煙終盤で、着香分はますます希薄になり、コクのある甘味で吸わせるような雰囲気になります。で、喫煙終了。 後味は、甘味よりもコクが先行し、残り香はキャラメルっぽいです。 全体的に見て、コクの深さが印象的な美味しい煙草でした。同社の「バニラ・クリーム」よりもロースト感があり、ベタベタした所が薄いので、個人的には今回の「バニラ・トフィー・クリーム」の方が好きです。煙草感もこちらの方があるように思います。 着香煙草は好きだけど、「バニラ・クリーム」ほどベタベタしてない方が良いという方には、絶好の選択肢になるのではないでしょうか。良く出来た欧州形着香煙草です。 [納得の煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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