テーマ:パイプたばこを吸おう(1810)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
ボルクムリーフのパウチ物パイプ煙草は、最近パッケージがリニューアルされましたが、名前も微妙に変わっています。今回の「オリジナル」は、パッケージ変更前は「ウルトラライト」と呼ばれていました。「ライト」とか「マイルド」とかの語句を煙草の名前としては使用できないようにする規制が世界的に増えており、そうした流れに合わせた名称変更なのだろうと思います。 ボルクムリーフのシリーズについては、これまで色々と試してきました。どの銘柄も大筋でなかなか良い煙草でした。今回の銘柄は、「オリジナル」と名付けられるくらいですから、ボルクムリーフ・シリーズのベーシック銘柄という位置付けになるのかも知れません。 開封時の香りは、蜂蜜系と果物系&柑橘系の混ざった爽やかな甘い香りで、非常にオーソドックスな着香煙草に感じられます。カットは、細めのリボンカットと細かいラフカットが中心で、やや乾いた手触りです。 この煙草を火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、全体として非常に軽快な喫味が来ます。香りは少しシャープな柑橘系が薄く漂い、味の方は甘さ控えめで酸味のある果物系が、やはり薄く舌に絡みます。レモンの蜂蜜漬けを微炭酸ソーダで割って飲んでいるような雰囲気です。 ですから、喫味から言えば、ベースの煙草の味が前面に出ているようなイメージがある「オリジナル」という名前よりも、軽快な味が楽しめそうな「ウルトラライト」という名前の方が適切なのではないかと思われます。 火着き・火持ちは良好で、やや燃え過ぎるくらいです。過燃焼にならないように、少し意識的に弱く吸った方が良いかも知れません。 喫煙中盤を過ぎた辺りから、喫味に少しコクが出てきます。とは言え、基本的には軽い喫味である事には変化はありません。着香分が抜けてきて、ベースの煙草の味が出てきている感じなのですが、それもやはり軽いので、そういう風に感じるのだと思います。 で、結局このまま喫煙終了。後味は軽く果物系で、残り香も同様でした。 全体的に見て、ベーシックな煙草というよりは、軽く常喫できる欧州系着香煙草といった風情です。コッテリしたしつこさは着香分にもベースの煙草にもなく、咥えっぱなしでスースー吸える煙草です。本当に甘さ控えめ微炭酸レモンジュース的な煙草です。 こうした喫味であれば、着香好きの常喫にはちょうど良い煙草であるように思います。「ガツン」とか「ドシッ」とした所が微塵もなく、とても気楽に何となく美味しく吸えます。 名前から想像していたような煙草らしい喫味ではなく、むしろ爽やかな着香を楽しむ煙草でしたが、肩肘張らずに、スッキリとリラックスして楽しめる良い煙草だと思います。 [適切な煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.08.10 14:31:32
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