機械式時計と煙草でブログ！

　如何にもイタリアンな名前のパウチ物煙草シリーズは、今回のベリーニ・シリーズと他にセリーニ・シリーズがあって、どちらも先日の国内通販で全部手元に揃えました。で、今回はその最初の銘柄としてベリーニ「トリノ」を選びました。

　このベリーニ・シリーズは、イタリアンな名前の割りにはドイツ製だったりしますが、まぁ、イタリア向け或いはイタリア好き向けの煙草という事になるのでしょう。
　開封時の香りは、かなり強いリキュール系で、そのままずっと嗅いでいると酔っ払いそうです。（笑）　カットは、割りと普通サイズのラフカットで、やや乾燥気味の手触りです。

　これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、桃か何かの果物を使ったリキュール系の香りと、そのリキュールを薄めたようなマイルドな甘味が来ました。もうちょっとガツンと来るかと思っていたのですが、意外にマイルドでソフト・・・薄味です。う～ん、まぁ、これならこれで悪くないかなぁ・・・。マイルドはマイルドなのですが、これだけ明確にリキュール系の味と香りが来る煙草はそんなになかったように思いますので、この煙草は「アリ」だと思います。

　火付き＆火持ちは良好ですが、その分やや燃え過ぎになりやすいように思います。抑え気味で吸った方が良さそうです。

　喫煙中盤も序盤とほぼ同じような喫味が続きます。リキュール系でありつつ、ちょっと薄味で、トータルとしては非常に軽快な喫味です。こういう喫味は、飽きにくいので、ながら喫煙には向いているように思います。

　喫煙終盤で着香分が抜けてくると、ベースの煙草の味は結構スカスカでした。この辺は価格が価格なので仕方ないかと思います。また、この段階まで来たら、もうそろそろ喫煙終了なので不満に思う事も殆どないでしょう。

　という事で喫煙終了。後味はサッパリしていて、残り香はリキュール系でした。
　全体的に見て、果物リキュールの味と香りを十分に楽しめると共に、飽きの来ないサッパリ感もあって、なかなか良い着香煙草だったと思います。この煙草は、市場であまり目立つ存在ではないと思うのですが、この価格帯としてはなかなかどうして悪くない良質の煙草だと思います。

　安い着香好きの方には、是非ともオススメしたい銘柄です。


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