テーマ:パイプたばこを吸おう(1806)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
今回レポートするピーターソン「シャーロックホームズ」については、このブログで煙草の記事を書くようになる以前に一缶だけ吸った事がありました。それで、すっかり既にレポート済みのつもりでいたのですが、よくよく確認するとまだレポートを書いていませんでした。という事で、今回改めて吸ってみてレポートします。 ところで、ピーターソンはアイルランドのメーカーなのですが、不思議と「シャーロックホームズ」が好きなようで、このパイプ煙草のレギュラー品の他に、限定品のパイプ本体で「シャーロックホームズ」シリーズというのがあったりします。・・・でも「シャーロックホームズ」って、イングランド、いや少なくともUKを拠点にしている探偵の小説ですよね。イングランドどころかUKでもないアイルランドのピーターソンがこの「ショーロックホームズ」を頻繁に持ち出すのは、例えばドイツのメーカーがフランスの「ナポレオン」に因んだ商品を出すようなもので、何だかちょっとオカシイような気がします。(笑) さてパイプ煙草「シャーロックホームズ」ですが、開封時の香りは、軽い大鋸屑系の匂いの中に、醸造酒系の洋酒の香りが混ざるような感じで、良い意味で生臭い系統の香りです。カットは細かいリボンカットがメインで、葉の色は明るい茶色です。湿気はやや強めに感じます。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、砂糖黍のような軽い甘さをワインかシャンパンで引き締めたような味が来ました。香りの方は醸造酒系+大鋸屑ですが、あまり強くは香りません。・・・前に吸った時、こんな味だったっけ? ってか、この喫味だとインパクトは強くないので、憶えてなくても納得できます。まぁ、そういう味です。大雑把に言って、常喫系の邪魔にならない煙草だと言えると思います。 火付きと火持ちは普通だと思います。特に燃えないとか燃え過ぎるとかはなく、普通に平和に吸えます。湿気を強めに感じたので、気持ち緩めに詰めたのが良かったのかも知れません。 喫煙中盤になると、全体的な温度が上がり気味になってきたためか、味わいが少し濃くなります。基本的な味は変化しないのですが、口内に広がる味わいが少しジューシーで豊かになるような感じです。とは言え、やはりインパクトに欠ける常喫系の穏やかな方向性はそのままです。 喫煙終盤も同じ喫味が続き、そのまま喫煙終了。後味はアルコールを飛ばした醸造酒系で、残り香も弱いですが同じ方向性でした。 全体的に見て、「ながら」喫煙で邪魔にならないマイルドで控えめな醸造酒系の煙草だったと思います。インパクトには欠けますが、常喫用には最適で、小説の「シャーロックホームズ」のファンでなくても常に在庫を持っていたいと思う人も多そうです。 この銘柄はピーターソンのパイプ煙草の中でも比較的人気が高いのではないかと思うのですが、それはネーミングだけではなく、こうした常喫向けの定番的な味わいにも起因しているのでしょう。とりあえず抑えておきたい煙草です。 [人気が高い煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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