テーマ:パイプたばこを吸おう(1812)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
何時もの年なら年始の最初の煙草レポートは、このラールセンのイヤー煙草になるはずだったのですが、昨年末に何らかのトラブルが輸入元であったようで、今年の分は今日までずれ込んでしまいました。そういう訳で、やっと吸えますラールセンの「2023エディション」です。 今年の缶のデザインは写真の通りなのですが、これ、何の模様なんでしょう。何だか玉ねぎが沢山並んでいるような模様です。ベースのブルーの着色は綺麗ですよね。 で、開封してみますと、バターをメインに、クリームとバニラが混ざった甘~い香りが来ました。殆どクリームの乗ったスポンジケーキのような香りで、もう甘々です。カットは基本的にラフカットで、湿気はやや強めに感じます。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時と同じ甘~い香りが来ました。微かな酸味もあるので、それ程ダークな甘さではないのですが、それでもやっぱりパイプ煙草の中では相当甘い類の香りだと思います。一方、味の方ではそれなりに甘味はあるものの、バーレー葉由来のような刺激が最初から微かにあるのに加えて、酸味もあるので、そこそこシャッキリした仕上がりです。甘々な香りに、ちょっとシャッキリした味という組み合わせで、これはこれでなかなか楽しい煙草だと思います。 火付きと火持ちは、普通~やや悪いぐらいの感じでしょうか。少なくともバンバン燃えるような感じではありません。ですから煙量豊富に香りをたっぷり感じたいのであれば、気持ち緩めに詰めた方が良いかも知れません。 喫煙中盤になって来ると舌への刺激が強くなって来ました。煙を鼻から抜いた際の鼻腔への刺激もあります。一方香りの方は相変わらず甘々なので、それと刺激のせめぎ合いが面白い感じになっています。う~ん、ちょっと刺激の方が前にあるかなぁ。こういうバランスも悪い感じではありません。 喫煙終盤になると、着香分が薄れて来て、ベースの煙草の味がかなり見えて来ました。糖度はまぁまぁだと思いますが、それよりもバーレーの渋いコクの方が前にある感じです。ただ、味が薄れたと同時に刺激も少し落ち着いて、全体的にペタンとした味になって来たようにも感じます。意外に味の豊かさが薄れるのが早いようです。 という事で喫煙終了。後味ではバーレーの硬質なコクが中心にあり、残り香はやっぱり甘々なケーキっぽい感じでした。 全体的に見て、甘々な香りとシャッキリした味が面白いバランスで共存する煙草だったと思います。味と香りが「ちぐはぐ」という言い方も出来るかと思いますが、これはこれで楽しいので、良いのではないでしょうか。ただ、終盤になると尻つぼみになるので、そこがちょっと残念です。 ラールセンのイヤー煙草は毎年楽しみにしている煙草なのですが、今年はこの時期にやっと吸えたという事もあり、ちょっと嬉しさが減ってしまったように思います。気持ちが乗り切らないとでも言いましょうか・・・。もし新年一発目で吸えていたら、もう少し違った評価になっていたかも知れません。 [何時もの煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.02.19 12:52:27
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