テーマ:パイプたばこを吸おう(1811)
カテゴリ:パイプ喫煙
昨年末に購入した新パイプ・ラットレー「デビルズカット」の慣らしが終わったので、いよいよ本格的に使ってみます。使用する煙草は例によってラールセン「ファイン&エレガント」です。 最初に煙草を詰め始めて感じるのは、やはり容量が結構大きいなという事です。火皿内径は普通なのですが、ボウルの深さが随分あるからです。 で、着火して吸い始めますと、煙が随分と冷やされているのに直ぐ気付きます。喫味がかなり薄味になっているように感じるくらいです。 ボウルの形状がチムニーっぽくなっていて、未燃焼の下の方の葉がフィルター効果を生むのに加えて、パイプとしては9mmフィルター仕様です。それに煙が良く冷えると言われるリバースキャラバッシュ構造があるため、三重の冷却機構となっている訳です。どの構造がどれくらい効いているのかは分かりませんが、とにかく煙は良く冷えています。煙の冷却には不向きなはずの短いシャンクのパイプですが、私の手持ちのパイプの中では、煙を最も冷やせるパイプなのではないかと思われます。 また、煙を冷やすには不向きな短いシャンクですが、ボウルトップが鼻に近いので、香りを楽しむには適しています。そういう意味では、ストレート形状ではなくベント形状の方が良かっただろうにとは思いますが、これならこれで特に不満という訳でもありません。 樽型のボウルはガッツリと持ちやすく、手に伝わる熱も適度です。また、底面が平らで自立するパイプなので、喫煙中にパイプレストが必要ありません。この辺も、このパイプの良い点です。逆に、ボウルが大きくて全長が短いので、他のパイプと同じように立てかけて並べて保管するには、ちょっと工夫が必要になってきます。このパイプ専用の保管場所があると良いかも知れません。 喫煙時間については、ボウル容量の割りに短いと感じました。今回の喫煙では、気持ち緩めに煙草を詰めていたためだと思います。と言いますのも、慣らし喫煙中に分かったのですが、ボウル形状がチムニーなので、いつものような硬さで煙草を詰めて、いつものようなタンパーワークをして行くと、喫煙後半で煙草が詰め過ぎになってしまって、ドローが悪くなるという症状が出るのです。ですから、タンパーワークを控えめにするか、煙草を緩めに詰めるかして、喫煙後半での煙草の詰まり過ぎを防止する必要があります。で、今回は緩めに詰めて、早めに喫煙が終了したという感じです。 という事で、最後まで快適に吸えて、喫煙終了。煙は最後まで熱くなり過ぎる事はなく、良く冷えた状態で楽しめました。煙草の味に違和感は感じませんでしたし、良く冷えた煙はやはりとても美味しかったと思います。 それと、パイプの掃除に関してなのですが、シャンク内のチャンバー室は、モールでの掃除は出来ないので、掃除の度にマウスピースを外して、ティッシュ等を使う必要があります。9mmフィルター仕様のパイプを常用している私としては、この掃除の仕方については何時もの通りなので抵抗ないのですが、普段はモールをマウスピースから差し込むだけで掃除をしている方だと、このパイプの掃除が面倒だと感じるかも知れません。そこは覚悟が必要です。 総じて、私としては非常に優れたパイプを入手出来たと感じています。当然、日常ローテーションに加えられるパイプです。 [非常に優れた煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.03.19 12:30:06
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