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テーマ:読書日記(1662)
カテゴリ:読書感想
著者の「童謡の謎」シリーズの本はすでに十数冊に上るようだが 今回の切口は今までになかった童謡歳時記。 1年の間、季節季節で忘れられずに行われる日本の行事、 文化に焦点をあてて書かれている。 「童謡の謎」シリーズとあるが、この本には童謡だけではなく唱歌、 愛唱歌をとり上げて見つめ直す1冊となっている。 だから、卒業式で歌われる武田鉄矢の「贈る言葉」、 南こうせつの「うちのお父さん」、 東日本大震災のチャリティーソングとして 謳われた「花は咲く」なども取り上げられている。 さて、子供の頃親しんでいた童謡だがこの本を読むと 「えっ???そうだったの」という新しい発見が多々あった。 例えば、「七つの子」は七羽のカラスの子を歌った歌だと思っていた。 しかし、著者によるとこの歌は人間の七歳の子どもをカラスに たとえて大空高く飛び立ってほしいという親の願いが隠された 歌なのだそうだ。 ~どんぐりころころどんぐりこ~ これは~どんぐりころころどんぶりこ~ が正しい歌詞なのだそうだ。知らなかった~! 「はないちもんめ」は人身売買で値切られて娘を手渡す 悲しき貧しき人々の叫びの歌だったり、 「贈る言葉」は若き日の悲しい恋の思い出を歌った歌だったり… 知らずに歌っていた歌にこんな意味があったのかと発見の数々。 そして童謡について再発見できる本であるとともに 「防災の日」、「みかんの日」、「わらべうた保育の日」など 記念日についても新しく知ることが出来た。 大人になった今「童謡にこんなに深い意味があったのか!」と 再発見できる1冊でした。 旅の予約はいつも楽天トラベルで! ふるさと納税は楽天で! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.11 00:00:24
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