折原一「101号室の女」
● 101号室の女(講談社) 出版社/著者からの内容紹介息もつかせぬ叙述トリックの数々!薄暮に溶ける白いモーテルにやってきた謎の女の正体は?ばか、やめろ、やめるんだ。母さんに聞かれたらどうするんだ。そう思っても、悲鳴は止まらない。ガラスに映った彼は、狂ったように叫びつづけていた。彼は右の拳を口に押しこんで、無理やり悲鳴を止めた。フーッと大きく溜息をつく。ああ、なんてひどい夢だったんだ。ホテルの客室の女を襲うとんでもない夢--。いつになったら、あの夢から解放されるのだろう。 * 短編集初!折原一と思っていたのですが、最後の短篇「わが生涯最大の事件」は前に読んだわ。 この作品たちは、ブラックユーモアっぽくて面白かったです。(^^)