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カテゴリ:車
ビッグモーターについて思うことをつらつらと・・・。
私個人はあんなノルマの厳しいブラック企業に勤務したくないし、そもそも務まりません。そんな企業の中で給料稼いで満足する人もいます。それは人それぞれの価値観でどちらが正しいという事でも無いでしょう。 ビッグモーターに客として訪問したこともありますが、顧客対応は良いですよ。店も清潔だし、対応も早いし、できることできないことがハッキリしています。コンプライアンスは大切ですが、店は汚いし、社員がダラダラしている会社よりよほど良いですね。 今回ビッグモーターの経営が問題視されていますが(まぁ当然ですけど)、酷いのはビッグモーターだけなのってことは無いんですよ。ライバル会社も大概ですから。ディーラーだって一緒、だから「ディーラーが一番信頼できる」なんて思ったら大間違いですね。 収益である「売買」「整備」「修理」「保険」、その中で「修理」でいうと水増しなんて言って通ればヨシ!なんですよ。保険会社も協定料金という定価は定めていますからやり取りはありますけど、ここで「保険」が絡むんですね・・・「修理工場=保険代理店」という存在です。 「この修理金額ならお客も納得する」などと言う工場(代理店)や、「修理代飲まないなら、あんたのとこの保険は今後他社に切り替えるから!」と脅す工場(代理店)、保険会社も結局は折れてしまうことの積み上げ・・・ここに調子こいて無茶苦茶な修理代金の上乗せをしたもんだから保険会社が腹くくって喧嘩した・・・というのがビッグモーターの実態ですよ。 損保会社からすれば自動車を販売する=保険が売れるわけですから、たくさん車を売れる店を優遇するのは当然なんです。 だから小さな整備工場が真面目に整備しようと自動車保険&自賠責保険の見込みが無ければ応対も冷たくなります。 一方で大きな店が修理代金ちょろまかそうと、自動車の値引きを条件に自動車保険を他の代理店から切り替えても(これ保険業法違反ですから)、証拠不十分で無罪放免にするんですね。 保険会社からすればビッグモーターの新規出店で扱損保の指名を受ければそこから挙がる売上は数億円にも上ります。当然担当者の評価も上がります。少々の水増しはかき消されてしまうんですよ。 逆に取引先を他社に切り替えられたら・・・担当者はどうなるか・・・判りますよね。 はっきり言ってビッグモーターが無くなっても第二第三のビッグモーターは確実に現れます。 保険が自動車販売店・修理工場にとって利益である以上、そこに保険販売という利権を与えてしまった、これからも与え続ける保険会社に改善を求めることは無理でしょう。 結局持ちつ持たれつ、調子に乗りすぎない程度に・・・ね。 ここに踏み込むマスコミは居ないでしょうね。自動車メーカーに忖度する以上、販売ディーラーの不利益に繋がる警鐘は鳴らせないですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年07月30日 23時19分04秒
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