BMW タイヤホイール取付 非対称トレッドパターンタイヤ
BMWタイヤホイール取付 非対称トレッドパターンタイヤ(元)上司のBMW 3シリーズ(E46)ですがタイヤホイール(コンチスポコン2とダブルスポークStyling Nr.68M)を中国製非対称トレッドパターンのタイヤとタルガのWSPITALY-R670ホイールに交換しました交換理由は、68Mの小さな歪みとコンチの劣化によるエア漏れですがチョーク(車輪止め)を入れ、黒色クロムメッキのラグボルト(ホイールボルト)を緩め、ジャッキアップポイントにウマをかけ外そうと思ったんですが・・・・センターボアとハブが固着して外れませんホイールボルトを手で仮止めしてから少し緩めホイールのフランジ(リム)の3時と9時あたりを蹴りまくって外しました日頃の恨みもあるので(笑)固着原因はセンターボアとハブの嵌合部に凍結防止剤(融雪剤)によるハブの鉄錆等が付着し凍結防止剤は、吸湿性が強いので嵌合部に付着すると空気中の湿分を吸収し嵌合部に深く滲入し固化してしまい、はめ合い公差が無くなってしまうからだと思います1:ホイールハブグラインダー2:ハブ(ホイールハブスリーブ)3:ローター(ブレーキディスク)のハット部4:ハブ取付面(ディスクホイール)5:センターボア(ホイールセンターリング)ハブとローターのハット部やハブ取付面のお掃除は、ホイールハブグラインダーがあるとすごく便利なのですがハンドパワーでお掃除(涙)ローターのハット部とハブ取付面との接触面は、グリスを塗布してはダメなのでセンターボアにグリスを塗布してからタイヤホイールを装着し、ホイールボルトを焼付き防止処理せずに手で仮止めしてから車載レンチで締めました車載レンチを使用したのは適切な締め方をすれば適切なトルクで締まる様に設計されていると思うからで規定トルクを確認するのが面倒くさいと思ったからではありません(笑)走行中の振動でボルトの初期ゆるみが起きる場合があるので増し締めする必要がありますセンターボアに塗布するグリスについてはBMWの場合、Plastilubeを推奨していたハズなのでブレーキシリコングリスで代用しときました海外のWebサイトを閲覧しているとセンターボアに焼付き防止のCu(銅・カッパー)グリスを塗布しているのを見かけますが卑な金属(陽極)の銅と貴な金属(陰極)のアルミや鉄とが電気が通る液体の中で長時間接触すると、貴な金属が電食(ガルバニック腐食)するハズなので、銅などの重金属を含有しているグリスは塗布しない方が良いと思いますちなみにアルミと鉄だと、貴な金属になる鉄の方が腐食しにくいハズで電気が通る液体との接触を塗装によって絶縁する方法としてははめ合い公差があるので塗膜厚を考えて両材料に塗装するのが望ましいのですがどちらか一方に施す場合は、鉄を塗装する方が良いかと思います私がタイヤホイールのこだわった脱着をする時はバルブが下になるようにタイヤホイールを配置し、複数のタイヤホイールを同時に外す場合は、誤ってタイヤローテーションを行うと前後左右で摩耗が違うのでバランスを取り直さないとアンバランスを感じたりTPMS/Tire Pressure Monitoring System(タイヤ空気圧監視システム)のRDW(RPA)やRDCのリセットのし忘れで誤検知を招く恐れがあるのでタイヤホイールに前後左右と盗難防止ホイールボルトの位置やハブにバルブの位置をマーキングしてホイールボルトとタイヤホイールを取外し取付ける時はマーキングに従い、取外したホイールボルトを再使用する場合はスレッド(ネジ部分)の損傷を確認し、焼付き防止の為にスレッドとテーパーにエンジンオイルを非常に薄くコーティングし 新品の場合は、エンジンオイルでコーティングせずに、再使用、新品ともにトルクレンチで規定トルクで締めていますボルト(ナット)を締める行為は、ボルトを伸ばす行為でもあり伸びたボルトは縮もうとするのでスレッドで摩擦が起きてしまい、締付ける力(トルク)はボルトをねじる行為にも使われてしまうハズで、走行中の振動でボルトのねじりが少しづつ戻りボルトの初期ゆるみが起き、トルクレンチを使用しても増し締めする必要があり、増し締めすることで再度ねじ込まれ緩み辛くなるかと思いますまた自動車整備工場でインパクトレンチを使用するのは、振動でボルトのねじりを戻つつねじ込むことで初期ゆるみを可能な限り抑えているハズでまたホイールボルトを再使用する場合にエンジンオイルをコーティングするのは摩擦を抑えトルクレンチを使用してねじ込むことで、初期ゆるみを可能な限り抑える事ができるハズで新品の場合にコーティングしない理由はコーティング無しで締付ける様に設計されていると思うからですホイールボルトの黒色(こくしょく)クロムメッキは、日本開発のメッキですがELV/End of Life Vehicle(使用済自動車)指令以前のホイールボルトは有毒金属のCR(VI)(6価クロム)を含有しているので気になる方は、最新の6価クロムフリー・ホイールボルトに交換された方が良いかと思いますBMW Siekmann in Hameln - Reifenwechsel中国製非対称トレッドパターンのタイヤは、FULLRUN F2000になりますが非対称トレッドパターンのタイヤは左右のタイヤでグルーブに交差しているラグ溝の方向が上方から見て同方向となる為片側は水流に逆らう方向になり見栄えが悪いと思われる方も多いかと思います非対称トレッドパターンのタイヤは、背反性能を両立する為に赤道線を境界として内側と外側でトレッドパターンが異なり、大抵の車(BMWも含めて)はネガティブキャンバーに設定されているので、ネガティブキャンバーにあわせてサイドウォールのOUTSIDEの表示が車に対して外側に、INSIDEが内側になるように装着するのが特徴で、主なタイヤの背反性能としては、乾燥路面の操縦安定性能と湿潤路面の排水性能(ハイドロプレーニング性能)との二律背反性能があり車の静粛性に伴ってタイヤ騒音の性能も求められているかと思います1:赤道線(トレッド面を左右2分する中心線)2:グルーブ(タイヤ周方向の主溝)3:ラグ溝(タイヤ幅方向に延びる横溝)4:サイプ(2mm以下の細い溝)例えば非対称トレッドパターンのタイヤはタイヤ騒音は、グルーブが管となって共鳴するパターン溝共鳴音やトレッドのブロック振動によるパターン加振音、接地摩擦振動音などがあり、空気を伝って室内のドライバーに直接伝播する騒音である為、ラグ溝を不等間隔に配列する可変ピッチを採用しつつ、赤道線より外側のタイヤ騒音の影響が大きいので通常のラグ溝のピッチ数よりも赤道線より外側ラグ溝のピッチ数を少なくし、外側ラグ溝のピッチ数の減少によりハイドロプレーニング性能の低下を抑制する為に赤道線より内側ラグ溝のピッチ数を増加し内側ラグ溝のピッチ数を増加すると通常のラグ溝のピッチ間隔よりも短くなり内側のトレッド剛性が低下するので内側のトレッドゴムの硬度を高め赤道線より外側と内側との硬度差が大きいと、車両を左右に操舵した際の応答に差が現れ操縦安定性のバランスが崩れるので、外側はバランスが崩れない範囲でカーブで操縦安定性能も得られる硬度の低いトレッドゴムを用いまた外側のピッチ数の減少により赤道線より外側の溝体積が減少しどうしても外側における排水性能は低下するので赤道線より外側グルーブの溝幅を内側グルーブの溝幅に比べて大きくしグルーブやラグ溝で排除できなかった水をサイプで吸取ることでタイヤと路面を密着させ、操縦安定性能およびハイドロプレーニング性能を維持しつつタイヤ騒音性能を向上させているハズでさらに浅溝化することで空気抵抗の低減とブロックの剛性も上がり転がり抵抗が低減されタイヤを薄く製造できると思うので重量も減らす事ができ、さらなるタイヤ騒音の低減と燃費向上もできるかとと思います欠点は非対称トレッドパターンの回転方向指定タイヤのように左右のタイヤがあれば見栄えが良いかと思いますが、前後でタイヤサイズが違うとグリーンタイヤ(生タイヤ)のゴムに弾力性、耐久性、トレッドパターンを与える加硫機の金型は前後左右用が必要になってタイヤの在庫も4倍に膨れ上がり右側通行と左側通行用ではタイヤの造りが違う為に在庫がさらに膨れ上がるので見栄えとコストの二律背反は両立が難しい所でしょうか?また同サイズのタイヤは、装着位置で摩耗形態が違うのである程度の距離を走った後に対称トレッドパターンの回転方向の指定のないタイヤは、回転方向やINSIDEとOUTSIDEの変更、車両装着位置の変更対称トレッドパターンの回転方向指定タイヤは、回転方向は変更できないもののINSIDEとOUTSIDE、車両装着位置の変更をすることが可能ですが非対称トレッドパターンのタイヤは、車両装着位置と回転方向の変更は可能であってもOUTSIDEが決められているのでINSIDEとOUTSIDEが固定となりローテーションによって偏摩耗を是正しタイヤを最後まで使い切ることが対称トレッドパターンのタイヤと比べて難しいかと思います にほんブログ村 BMW(車)【BMW純正】BMW サンシェード 1,2,3,4シリーズ用 フロントウインド・サンシェード 収納袋付き 日よけ 1シリーズ 2シリーズ 3シリーズ 4シリーズネガティブキャンバー、右側通行と左側通行用タイヤ、BMWのランフラットタイヤBMWのモビリティシステム、BMWスペアタイヤ、ホイールのEH2、BMWのTPMSタイヤの赤色黄色マークについてはお時間があればt3109 BMW フロントアクスル(ネガティブキャンバーについて)http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201307090000/t3109 BMW 運転負担軽減タイヤ(右側通行と左側通行用タイヤについて)http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201312080000/t3109 BMW ランフラットタイヤhttp://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/200707310000/t3109 BMW M モビリティシステムhttp://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201104070000/t3109 BMW スペアタイヤhttp://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/200802050000/t3109 BMW RPA タイヤ空気圧警告システム(BMWのTPMSについて)http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201105210000/t3109 BMW EH2・EH2+ ハンプ(RFT用ホイールのEH2について)http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201105200000/t3109 BMW ホイールバランス ハイ軽マーク(タイヤの赤色黄色マークについて)http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201105250000/を閲覧して下さい