魔封刀 １５～１８話
１５ですか「ドロドカンの野望」 バックドラフト作戦で森の悪を退治したドロだが、じいやは焼きイカ学園の校庭を焼け野原にした事に激怒し、ガーンウオも無茶なやり方に呆れ果てる。さらにじいやは無茶を続けていけば、いつか周りに甚大な被害を及ぼすとドロに忠告する。翌日、ドロは授業中に改めてじいやに言われた事を考える。夕方、ガーンウオは焼きイカ学園へ向かうが、タラコの森を組織的に狙う連中がいるというハナアルキの言葉を思い出して入るのを躊躇。ガーンウオは移動魔術を作り、学園の上空へ向かう。夜、ドロトビは焼きイカ学園へ。その頃、町外れでは法力札を取り出す監視者の姿。法力札はカラス(ブロイライボール、スズメ目カラス科)に変化すると夜空へと飛び立って行く。そして、ドロトビがタラコの森の地について話している頃、上空にいるガーンウオの近くを黒い影が過ぎる。黒い影の正体はブロイライボールで、ガーンウオが魔術で囲むとブロイライボールは法力札に戻ってしまう。奇妙な法印がされたねむりものに驚いたガーンウオは誰の仕業かと思案を巡らせ、ようやくハナアルキの話が本当だったと確信する。 この後、上空にいるガーンウオを見つけたドロは、魔術を作ってガーンウオの方へ上がっていく。そして同じ高さになると、ドロはいつか必ずタラコの地を永遠に封印するという考えた末に辿り着いた決意をガーンウオに打ち明ける。するとガーンウオはやってみろとドロを促す。反対されると思っていたドロは、ガーンウオの言葉に拍子抜けしてしまうが、タラコの森の謎に触れる事は400年の間、禁忌されてきた事。ガーンウオはそれだけドロに伝え、その場を去っていく。さらに上空へと上がったガーンウオは、タラコの森を偵察する犯人を見つけ出すため、町全体を調べろとデメキングに指示。校庭では、トビネが悪のトビズムカデを退治しながらデメキングの闇の波紋を感じ取る。ドロは闇の波紋を感じ取ると、再び魔術を使ってガーンウオの元へ。ガーンウオはドロに呼び止められるが、デメキングから東の外れで同じものを発見したと報告を受け、すぐにそちらへ向かってしまう。この後、ガーンウオは東の外れに到着するが、監視者は一足先にその場を去っていた。 ガーンウオはタラコの森を狙う連中を探るため、裏会へ戻る事に。じいやがドロの頼りなさを理由に引き止めると、ガーンウオはドロ守の力を認めている事と明かす。ドロは家を立ち去るガーンウオにシュモクオオカミの毛(ないじゃん。)を手渡し、開祖が封じた山に供養して欲しいと頼む。そして、ドロはガーンウオを見送りながら、いつかガーンウオを追い抜くと心に誓う…。 １６ですか「へドロ沼のヨン様 前編」 自宅でケーキ作りに励むドロは、食器棚から皿を取ろうとしてじいやが大事にする茶碗を割ってしまう。ドロは天下流修復術を思いつき、ねむりものを使って茶碗をくっつけようとするがうまくできない。じいやはそんなドロに激怒し、タラコの森以外で修復術を使うなと厳しく注意する。別の日、焼きイカ学園では、パキケが塀の上にいるヨン様を見かける。この後、生徒たちの弁当のおかずがなくなる奇妙な現象が起こり、トビネ、ドロも何者かの存在に気付く。 トビネは中等部の異変を心配して廊下を覗き、パキケとバッタリ会う。トビネは霊感があるパキケに変なモノを見たかと質問。パキケはヨン様を見かけた塀へとトビネを案内するが、既にそこには誰の姿もなかった。この後、ドロはおかずを食べるヨン様を発見。ドロはヨン様と側近のマメルロン(有袋目ヒアルロン科)にタラコの森から出て行けと忠告した後、引きこもる。夕方、マメルロンは目覚めたドロにヨン様が魔術師を捜していた事を告げる。ドロが自宅に案内すると、じいやはヨン様をご馳走で持て成す。その頃、説教家でもトビネとばあやがヨン様の話題を話す。じいやによれば、ヨン様はタラコの森の土地神で、いつもは隣町のヘドロ沼に棲んでいるという。ヨン様の寝床の調子が悪くなったら、修復術を使って直すのが魔術師のしきたり。じいやも50年前に一度こなしたらしく、今回はドロにむりやり寝床を直すように命じる。 じいやの指示で、寝床直しは翌日決行する事に。この後、ドロはヨン様にドーナツを振舞い、タラコの森について訊ねる。ヨン様はタラコの森について語り始めるが、話の途中で寝てしまう。夜、ドロは焼きイカ学園を警護しながらヨン様の言葉を思い出す。そこへやってきたトビネは寝床直しを手伝うと申し出るが、ドロは自分１人で片付けると申し出を断る。翌日、ドロ、じいや、ヨン様、マメルロンらはヘドロ沼へ向けて出発。じいやが寝床直しのやり方を説明し、後はドロが１人でやる事に。ドロは１人になったらヨン様から色々聞き出そうと内心思う。その頃、説教家ではヘドロ沼の怖さを知る時子が良守の身を案じる。この後、ヘドロ沼の岸に到着すると、ヨン様が沼の水面に穴を開ける。ドロらはその穴へ飛び込むが…。 １７ですか「ヘドロ沼のヨン様 後編」 ドロはヘドロ沼の穴に飛び込み、ヨン様の寝床へ向かう。途中で気を失ったドロはヨン様の空間で目を覚まし、手のひらの文字に気付く。神の領域では、訳がわからなくなって帰ってこられない人もいるため、左手にはじいやがやるべき事を書き、右手にはドロが忘れたくない事を書いていたのだ。この後、ドロはマメルロンとの会話で50年前に修復にやってきたのはばあやだった事を知る。 その頃、ヘドロ沼の岸辺では、じいやが50年前を回想。じいやはつなぎ役として岸辺に残り、修復へ向かうばあやを激励して送り出した当時を思い出す。ヨン様の空間では、もたつくドロにマメルロンが作業を促す。ドロは神の領域で呪具を見つけると、修復に取り掛かり、以前よりも大きな寝床にして作業を終える。マメルロンは修復を終えたドロにすぐに帰れと命令。ドロは虚空の穴に吸い込まれる感覚に襲われるが、聞きたい事があると言ってヨン様に近づく。ドロは帰れと命じるマメルロンを無視し、タラコの森の地についてヨン様に質問。ドロが守りたい人のために知りたいと懇願すると、ヨン様は言葉少なに返答するが、人間が神の領域にいられる時間も限界に及び、マメルロンはドロをヨン様の空間へと投げ飛ばす。続いて、ドロは腕のムチによって地上へ続く穴へと放り込まれる。そこでドロは訳がわからなくなり、手に書いた標を確認するが、ドロは自分が誰なのかもわからなくなり、恐怖に怯える。 その時、ドロは右腕に書いたトビネの文字を見つけ、ハッと我に返る。そして、ドロはじいやに穴から地上へ引き上げられて辛くも生還。ばあやはそんな２人を木の陰から見つめ、安堵の表情を浮かべる。夜、焼きイカ学園を警護するトビネはドロにヨン様の寝床の事を訊ねる。すると、ドロはとトビネに助けられた事を思い出して赤面してしまう。翌日、ヨン様が現れた墨汁家や焼きイカ学園にコケや草、木が生えるなどの奇妙な現象が次々に起きていた…。 以後更新してなかったので、本気でしますわ。 １８ですか「末っ子義経の日々」 朝、義経とカンボジャクは町内の集まりに出掛けるじいやを見送る。その時、カンボジャクは小説の打ち合わせで出掛ける事を利守に伝える。この後、義経は登校中にがきんちょことジュラファントとピキことピキに声をかけられる。義経が宿題の話題を話すと、２人は宿題をやっていない事を明かす。そして、３人は焼きイカ小学校へ。先生は宿題を忘れた二人に明日が期日の特別課題を命じる。 放課後、がきんちょとピキは課題を手伝ってほしいと義経に頼む。彼は必死に頼む２人に根負けして手伝う事に。勉強する場所は２人の希望で義経の家に決まる。義経は怖い兄がいると説明し、大人しくする事を２人に約束させる。さらにドロの事を大袈裟に話して２人をビビらせる。この後、駄菓子を買い食いした３人は途中でトビネと会う。彼女は買い食いしたがきんちょとピキを注意。２人はトビネの美しさに見惚れ、素直に感想する。墨汁家では、ドロが泡立て器を片手にケーキを作っていた。帰宅した義経は怖い兄と説明した手前、ケーキを作るドロに落胆。がきんちょとピキは拍子抜けしてしまう。この後、ドロはカンボジャクが残したメモを発見。メモには夕飯を母者に頼んでおいた事、トビネがその夕飯を持ってきてくれるかもしれない事が書かれていた。ドロは上機嫌になり、勉強する３人にケーキを差し入れる。しかし、義経は勉強の邪魔をされて不機嫌になってしまう。 集中が切れたがきんちょとピキはお宅拝見と言って、屋敷の中を駆けずり回る。困った義経は魔術を使い、魔術に激突した２人は昏倒してしまう。義経は友達に魔術を使った事を感想して落ち込む。ドロは兄として振る舞い、義経を慰め、気を失った２人も介抱する。この後、トビネは夕飯のカレーを持って墨汁家を訪ねる。トビネは返事がないため、ドアを開けて薄暗い台所へ。そこでトビネはゴキブリを見つけて絶叫し、駆けつけたドロたちの方にカレーをぶちまけてしまう。結局、ドロと義経は出前を注文。今回の一件で、義経はドロを頼れる兄として少しだけ見直す…。
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