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カテゴリ:感動した本・映画・音楽
8日(土曜日)に久しぶりに劇団四季「オペラ座の怪人」を観にいってきました。
新橋駅から地下通路を歩き、電通四季劇場「海」に向かいます。 途中に日本テレビタワ-の横を通り、あのテレビで有名になったラ-メン店の前での人だかりの行列を横目に、ファントムの仮面の絵を目指してワクワク感を覚えながら劇場に向かっています。 場内に入ると生演奏のオ-ケストラ奏者たちの練習音が聞こえてきます。 私は一番前まで行って彼らの練習風景を確認するのが何となく好きなのです「今日もよろしく・・・ね」。 暗転していよいよ開演です。 木槌をたたく音が劇場に鳴り響き「落札」とオ-クション会場からスタ-トします。 何度来ても、この始まりの木槌の音には緊張感が高まります。 私は、CDでいろいろな出演者の歌声を何度も聞いていますので筋書きは勿論ですが、大方のセリフは頭に入っています。 ロイド=ウェ-バ-のすばらしい音楽が鳴り渡りシャンデリアが上がっていよいよ「オペラ座の怪人」の始まりです。 マエストロの指揮による生演奏は、CDでは味わえない暖かさを感じます。 今日の出演者は オペラ座の怪人 高井 治 クリスティ-ヌ・ダ-エ 苫田亜沙子 ラウル・シャニュイ子爵 柳瀬大輔 カルロッタ・ジュディチェルリ 岩本潤子 皆さん音大出の方たちですので、その歌声は劇場いっぱいに響きわたり、さすがにプロ集団です。 ロングラン公演なので、前もって1週間先のキャストはインタ-ネット上で公開されており出演者の名前は知ってはおりましたが、クリスティ-ヌの苫田さんと、カルロッタの岩本さんは、初めて観る方ですので期待しておりました。 苫田さんは小柄なので最初は何処にいるのか分かりませんでしたが、歌い始めたらとても澄んだかわいらしい声です。 カルロッタの岩本さんはとてもきれいなソプラノです。憎まれ役なのですが人柄の良さが出ておりました。 もちろん怪人の高井さんの歌声は言うことはありません。日本人体型は仕方ないのですが徐々にファントムに引き込まれていきます。 四季劇場「海」は「オペラ座の怪人」専用の劇場なので、セットのすばらしさには目を奪われます。 地下の迷路へ下るシーンや舟で渡る演出は何度観ても感動します。 シャンデリアの落下にはちょっと期待はずれなのですが・・・・・・・ 2幕目冒頭はマスカレードの華やかな歌と踊りから始まり、墓場のシ-ンでは怪人とラウルの緊迫した戦い、そして息もつかせずクライマックスへと続きます。 3人が一緒に歌い上げる場面では感情移入して涙がこみ上げてきます。 やっぱり生は最高なのです。 私は、税理士開業以来、土日もなく仕事に追われ、自分を振り返ることもなく、生活環境を良くしようとしてきた団塊世代ちょっと前 ? の中年オヤジですが、今では、年を重ねるごと、精神的に心の余裕を少し持てるようになりましたので、最近はミュージカルやコンサートへ行くことが楽しみとなりました。 ホールの静寂、役者さんたちと一体となった緊張感を体験することが喜びとなっています。 仕事上のストレスは余り感じたことはありませんが、ミュージカルは、いやなこと、つらいことを一瞬でも忘れることで気分転換となりますし、自分が豊かな心を持ったのではないかという錯覚を得ることができます。 最近のニュースを見て、皆 モノの豊かさを求めるあまり、「勝ち組」「負け組」なる言葉がもてはやされ、さらにライブドア事件を見ていると、モノだけではなく心までにも格差社会が広がってきているような気がします。 租税教室を始めてから生徒を見ていて感じることは、「モノの豊かさよりも心の豊かさ」をもっと持ってもらいたいと思うのです。 そのためにも、私たちのような租税教室の活動は、これからも大いに広めていかなければならないと思っています。 今日は 埼玉県では各地で入学式が行なわれています。 宮沢賢治は花巻農学校の教師時代に新入学児童に対して 「あなたの手の中を見せてください」 と質問をされています。 さて 皆さんは手の中に何をお持ちでしょうか・・・・・・・・・・・・・・ 安西節雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.10 09:01:11
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