|
カテゴリ:税理士の仕事
I 司法書士から「法人の解散処理をお願いしたい」との電話が入りました。
なんでも急いでいるのだそうです。 早速 その日のうちに社長に事務所に来ていただき、話を伺うことにしました。 会社法が施行されてから、簡単に会社を設立することが出来ることになったので、今までの経験を基に、自分なりにやっていく自信があったとのことでした。 なんでも、農業生産地の問屋から直に農産物を仕入れて商業地の卸問屋に納品するのだそうです。 しかし実際に事業を創めてみると、思うような仕入れが出来ず、採算われとなってしまったとのことでした。 6月に設立してから10月31日に解散登記が済んでおりました。 早めに見切りをつけて損害を少なくしたことは、彼にとってよかったのかも知れません。 現在は、小資本で会社を設立できることとなったのはよいのですが、あまりにも無計画で甘いロマンを夢見て起業するのはリスクが大きすぎるのではないでしょうか。 農産物取扱業界でのノウハウや人脈が必要ですし、また業界での修行をみっちり積む必要もあります。 さらに業界での強い人物のコネも必要でしょう。 これから 岐阜に向かうのだそうです。 そういえば、とある税務調査のときに調査官が話しておりました。 「最近は設立が多くなったのはよいのですが、申告書を郵送しても申告もされず、実際に行ってみると陰も形もない会社が多くなっていて国費の無駄遣いですね」と 安西節雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.25 09:20:24
コメント(0) | コメントを書く
[税理士の仕事] カテゴリの最新記事
|