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近くの商業施設が40年前に出来た時からあった、小さめのスクリーンが3つだけの映画館。今回、商業施設の閉店に伴い、映画館も閉館しました。そのラスト上映を、幸運にも観ることが出来ました。娘が頑張ってチケットを取ってくれたのです。
ロッキー4やトップ・ガン、ジャッキー・チェンものなど、中学生のころから数えきれないほど観に行きました。途中、都心の大きなスクリーンと高品質な音響で観たい、などと生意気なことを言って離れた時期もありました。しかし、近所というのは大きな強みで、あっという間に非現実な世界に連れて行ってくれる映画館の存在は、常にそばにありました。子供たちが幼稚園に行くようになってからは、アンパンマン・ドラえもん・コナンを皮切りに一緒に観に行きました。おかげで特に娘はすっかり映画好きになりました。 私は出産後数年間専業主婦をしていましたが、育児に行き詰って保育園の一時保育にお願いすることがたまにありました。子供を預けている貴重な数時間にしたことも、その映画館でコーヒーを飲みながら映画を観ることでした。映画の後は、階下の本屋で観た映画に関連する書籍を眺めたり、ファーストフード店で余韻に浸るのがお決まりでした。
これからは、大きなシネコンに行くようになるのでしょうか。それでも記憶の中に、近所の小さな映画館はずっと残ることでしょう。
井上真弓 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.01 21:31:57
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