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2009年06月18日
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カテゴリ:ドラマ系の感想
『英断』
『衝撃の結末』

内容
丸岡検事(余貴美子)に遺書めいた手紙を残し、フジ子(夏川結衣)が失踪した。
幸子(木村佳乃)を殺したのは、
岡野(石井正則)ではなく自分だという内容であった。
フジ子の失踪にあわてる道夫(藤木直人)
そんななか、母・槙子(柏木由紀子)が危篤の一報で病院へ向かう。
すると、フジ子から連絡が入る。。。まだ生きていた。
母の死を見届けたあと、尾行する桜田(高知東生)を振り切り、道夫は逃走。

そのころ、桑山弁護士(小林稔侍)は、丸岡から
フジ子の遺書などから、岡野が不起訴となる可能性があると告げられていた。
あきらかにそれは、今までの事件を桑山にひっくり返される可能性を考え、
不手際を隠し、穏便に済ませるためにやったことだった。
丸岡は、裁判を続けるための抵抗を試みているというのだが。。。。。。

心神喪失。。。岡野の状態を元に戻すために
桑山は、妻・和子(三浦理恵子)を接見させるという賭けに出る!!

一方、フジ子を見つけた道夫であったが、
ボートに乗りたいというフジ子の誘いに乗って山中湖へ。
が、、フジ子は、
“言ったでしょ、どんなコトをしても、あなたを守るって。
 ありがとう。”
と、、湖へと身を投げるフジ子。
助けようと、道夫も飛び込んだのだが、、、気がつくとひとり。。。
フジ子は、死んでしまった。

そんななか、佐山道夫を証人に呼んだ第7回公判がはじまる。
法廷に入るとそこには、波多野雅子(室井滋)の映像。。。
桑山は、波多野の死んだ前後のことを追求をはじめる。
そして黒原三郎(浜田学)とトラブルを起こしたことを取り上げて。。。
だが、道夫は、波多野の夫・伍一郎(団時朗)と話はついていると。
思いもよらないことを出してきたため、ひるむ桑山。
すると、、丸岡が、フジ子の遺書について追求をして、助け船。
遺書がウソならば、幸子と一緒にいたというアリバイも成立しなくなると丸岡。

徐々に、追い詰められていく道夫

そして、、決定打が桑山から出される
天拝山での事件を道夫が幸子に告白した“録音”だった。


敬称略



“わびたかったのか
 1人であの世に行くのが寂しかったのか
 淳夫、あなた、やったんでしょ
 その事だけを言いたくて、お前の前に姿を現した。
 そして、罪を償ってくれと、その事を言えないまま、亡くなってしまった
 親らしいことをなにひとつ出来なかったからな。”


“「全部正直に話しなさい。」。母の声が聞こえます
 他の3人は、私が殺しました
 フジ子は絶対に殺してない
 母の魂に誓って。
 僕はフジ子を愛した、信じた

“佐山、お前とは長い付き合いだったな。



いろいろありましたが、
最終的には、“母の思い”で陥落する佐山道夫

結構、強引さはありますが、
今まで描かれていたことを考えれば、

佐山の人生が、そこに始まったのだから、そこで終わる。
それでキレイにまとまりますよね。

そう!
母。。。最も自分を信じてくれる“女”

今まで殺してきた女も、そういう女に近い女ばかりだから、

ずっと、佐山が求めてきたモノが。
本当は“母”だったという結末になるわけだ。

そう考えていけば、
フジ子をのぞき、自分を裏切った女が許せなかった。。。。
そういう“動機”も見えた感じである。

それは、、、、“愛”であり、
、、“金”“地位”では、無かったのかもしれません




ドラマ全体を見て

サスガに、序盤の意味不明さと、
正直分かり難い演出が多々あったため、
何がしたいのか?どこに向かっているのか?
というのが、本当にワケがわからない状態だった。

が、中盤アタリで、佐山の目的、、夢が叶い始めてからは、
より一層の欲望が生まれていく様は、結構オモシロ味が出てきたと思います。
テンポも急激に良くなったし!

ただまぁ、
ほんと、独特の雰囲気であるため、
その雰囲気が受け入れることが出来ないと、完全にダメですよね。
明らかに“松本清張”作品ですけどね。

個人的には、2時間程度で、2夜放送が良かったんじゃ?とおもいます


これまでの感想
第8話 第7話 第6話 
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話





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最終更新日  2009年06月19日 17時54分58秒
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