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想い出は心の宝石箱に。。。

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2018.01.08
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  皇子は、自分を< 奇人・変人 >と認めますが、それに輪をかけたある地銀

  郡山支店長のお話。

 

 

                         変人奇人 53

 

 

  類は友を呼ぶというか、彼も単身赴任ということで、どういうわけか馬が合い、お互いの

  事務所を訪問し、話しあうようになりました。そしたら、彼は< 朝駆け夜討ち >

  ではありませんが、朝晩関係なく自分の都合で、マンションまで押しかけてくるのです。

 

  そして、弊社と彼の銀行との取引関係を、なんとかして作ろうじゃないかとの、相談を

  持ちかけられました。

 

  彼は、副頭取( この銀行創家出身で、現在は頭取 )の懐刀らしく、副頭取の

  ポジションに相応しい弊社の役員を、皇子が連れだす事が出来れば、両者の会談

 のを自分が設定すると。

 

  弊社の国内担当役員が、国内取引を活性化させようと、たまたま全国行脚を

  開始したとの情報を得ていました。地方取引の拡大という全社的な機運もあって、

  タイミングよく両者の会談が実現しました。

 

  この役員の方は、とても誠実で実直な方であったこともあり、副頭取と意気投合し

  この会談以後、同銀行との初取引が出来ました。弊社にも、金融事業本部

  いうものがありますから、銀行向けの金融商品の提供を行ったわけです。

 

 


             

 

  あるとき、その銀行本店所在地山形に出張した際、二人で飲みました。飲んだと

  いっても、皇子はいつも通りウーロン茶ですが・・・

  弊社との関係が構築出来、上機嫌の彼は酔いもあったのでしょう、これから自宅に

  来いと言うのです。

 

  そう言われても夜の急な訪問は、奥様にとって迷惑千万な事は明白ですから、

  固辞。そしたら、急に怒りだして、

 

 ( 都会人の悠愛さんは、田舎の家には、来れないと

   いうのか!! )

 

  どうも、酒癖が悪いようです。仕方なく、ぐでんぐでんの彼を抱えて、ご自宅に。

 

  奥さまから、一応歓迎の御言葉を戴きましたが、心からでないことはわかります。

  夜11時過ぎの訪問者なのですから。

 

 ( 悠愛さん、これから息子起こしてくるから、彼に

   人生訓を説教してくださいな。 )

 

  目をこすって、高校生の息子さんが2階から、降りてきました。皇子がそこで何を

  話したかは、全く記憶にございません。

 

 

                 Ginzan onsen 2009D.jpg

 

 

  弊社のお取引先で構成している懇親会があり、総会と春と秋のゴルフコンペを開催。

  総会には、毎年外部から講師を招聘し、講演をお願いしていました。そこで、彼の

  銀行がメインバンクである銀山温泉<藤屋>の売れっ子女将、藤ジニーさんの

  招聘を目論み、彼に相談。

 

  ジニーさんは、カリフォルニア出身の米国人ですが、91年銀山温泉藤屋7代目と

  結婚し、和服が似合う金髪女将として、当時はマスコミに数多く登場し、時の人

  でもありました。

 

  銀山温泉に行き宿泊の上、彼女と交渉すると彼の事前根回しもあったのでしょう、

  快諾してくれたのです。

  あまりも、美しい方なので、ついでにサインもらってしまいました。

 

 

                       IMG_3002 (640x480).jpg

 

 

  マスコミから引っ張りだこであった、ジニーさんの講演ということもあって、当日は

  お取引先の皆さんで会場は、溢れんばっかりの盛況。講話は< おもてなしの心 >

  というものでした。

 

  講演後お取引先の皆様から、

 

 ( 悠愛支店長、初めていいこと、したずら。)

 

  と、誉められたのでありんす。

 

  以前にも記事にしましたが、彼女は子供を連れて2008年に米国に戻ったきり帰らず、

  高級ホテルに改装した過大投資がたたり、藤屋そのものは2010年会社更生法

  申請。

 

                                               

  奇人・変人というのは、社会通念・常識に従わないところから、変わっていると

  見られます。しかし、常人では考えられない、独創性と創造性に富んだ人物

  であることもあります。

 

  彼の場合も、進取の気性に富んでおり、自分が正しいと信じたことは、がむしゃらに

  その実現に向けて、突っ走っていくタイプでした。彼からの依頼で、郡山支店の行員に

​  対する​講演​会の依頼を受けました。​

 

 

              

                

 

  社内報に掲載するとして、本店から広報関係の方も、出席されました。

  行員の方は、みなさんノートと筆記用具をもって、座っています。

 

 ( 日本の経済や金融情勢を期待して、集まられている

   かもしれませんね。

   そうであれば、どうぞノートをしまってください。

   そんな事は、皆さんの方がプロなのですから・・・

   本日は私の日頃の想いを、徒然なるままに話さして

   もらいます。 )

 

 

                【社内報テンプレートサイト3選】苦手な資料作成があっという間に終わるテンプレサイト 1番目の画像

 

 

  数か月後、その記事が社内報に出たとして、支店長が届けにきました。

 

 ( 残念ながら、経済的且つ有意義な情報を、この講演会

   から何一つ得る事が、出来なかった。

   しかし、恒に自分の意志を貫いてきた、悠愛支店長の

   生きざま、今の日本では見られない< 侍魂 >を、

   その話から感じる事が出来た。 )

 

  あちゃ~~~・・・

                                                                    ==つづく ==

  

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Last updated  2018.01.08 13:23:52
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