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Toru-san
「苟に日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり」
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今回の衆議院議員選挙の最大の争点はアベノミクスの評価。中でも雇用をみると安倍政権下のこの2年間で就業者が100万人増えた。しかし増えたのは非正規が大半との指摘もある。就業者増と一概に言ってもそれが正規なのか非正規なのかは重要な意味を持つ。しかしもっと重要なことは、正規にしろ非正規にしろ、自分の思いが叶って、そうなったかどうかである。100万人の中には、正規で働きたかったという人と非正規で働きたかったという人とがいよう。そうなると、正規か非正規かという雇用者サイドからの視点に、自発的か非自発的かという働く者の側からの視点を重ね合わす必要性がでてくる。その筋の学者の説には本意と不本意の区分もみられるが、自発的か非自発的かという区分は、これと異ならない。つまり正規だろうが非正規だろうが、それが自発的すなわち本意であったかどうかが問題なのである。就業にありつけたことは幸いではあったが、意に反し思いかなわずして非正規に甘んじている人がどれだけいるのか、それを割り引かなければ100万人雇用増などといって単純に喜べない。それにしても選挙戦ではもう少し先を見つめた夢を投げかけて欲しい。雇用でいえば何万人増えたのどうのこうの、それが正規か非正規かというような、蛸壺に嵌った議論ではない。働く意思のある人たちすべてが、本意にそって自発的に思うように働き方を選べる社会にするにはどうしたらよいか、そこに向かう道筋と術をどれだけ示してくれるのか、その答えを聞きたくて候補者一人一人の演説に耳を傾けるのだが、そんな思いは微塵も伝わってこない。とはいえ一有権者として、アベノミクスを継続させるかどうか、投票日の14日までには、結論を出さざるを得ない。(平成26年12月6日)
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最終更新日
Dec 7, 2014 09:10:38 AM
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