日本海のマグロが消える?
日本海のクロマグロが激減しているという。原因は、巻き網でわずか5Kgの養魚まで捕獲してしまうからと云う。そんなことをすれば、漁業に疎いオイラだって「減るに決まってる」と思えるお粗末。「減っているかどうか、科学的知見がない」との巻き網業者の開き直り。この事態に、さすがに脳天気の農水産省も重い腰を上げ、来年から「何らかの規制する」と云うが専門家の間には「すでに遅し・・・」との意見もある。一本釣りで捕獲する漁業はまどろっこしく、そりゃ網を使い一網打尽が銭になるがそれは永久ではない。限りある資源である。節度ある捕り方が必要であろう。四国沖の鰹漁もおなじである。台湾、中国資本が南方で巻き網で一網打尽にしているというではないか!彼らは自らが喰うために捕るのではない.欧米向けの外貨稼ぎである。こちらも何らかの規制をかけなければ、いずれ日本近海では鰹がいなくなる日も近かろう。昔、自給目的の漁から、近年商業目的になった漁業はめまぐるしく発達し,魚探を使い、長く深く細い網で一網打尽にするようになった。魚には国境がない。そういう意味では魚は世界全体の資源である。巻き網による漁法に国際法で規制をかけなければいずれ世界の主だった魚は絶滅してしまう。日本の捕鯨に対する世界批判は、別に「クジラを喰わなくたって・・・」と密かに思ってるオイラにも腹立たしいが、回遊する魚を公海上で巻き網を使い、一網打尽する横取り漁法が横行する。こちらの方がより深刻だとおもう。