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テーマ:釣り好きの人集まれー(7897)
カテゴリ:イカ
釣り人って言うのはなんてルアーのカラーについて敏感なんでしょうか。
私もその一人なんですが、イカも同じく感知しやすい色や光があるって生き物だってご存知でした? 餌木は何色?アオリイカには青緑の波長の光が届いている?今北海道は空前絶後アオリイカブームですね。あっちでもこっちでも釣果情報が聞こえてきます。 本州ではメジャーなターゲットのアオリイカですが、正直私のような北海道民にとっては未知の生き物で、その生態がどんなものなのかよくわかりません。 なので今回は色や光について調べてみました。 アオリカが認識している光とは釣具で有名なYAMASHITAさんのホームページを見ていると、参考文献として面白い文献がありました。 まず、その文献を見てみました。 今回私が参考にさせていただいた文献はこちらになります。 ↓↓↓クリックでPDFファイルとして読めます。 宮崎多恵子「シンポジウム記録 アオリイカの生物学と漁業技術の進歩 1-4.視覚特性」 ( 日本水産学会誌/2014;vol 80 245) その中の気になる一文がありました。 アオリイカのロドプシン遺伝子を単離し、アミノ酸配列の重要サイトの変異4)から最大吸収波長を推定したところ494nmが得られた。これはLoligo属(491~496nm)とほぼ同じで、スルメイカ(482)5)より長波長であった。水晶体の波長透過特性を分光光度計で観測してみると、400nm付近で透過率は急激に減少するが50%透過限界は370nm付近であった。このことは、アオリイカの網膜には可視域~近紫外域の幅広い波長域の光が届いていることを示しており、色覚は持たないものの、ロドプシンの吸収波長域の光であれば感知できると推定された。※アンダーバー・強調・ラインは筆者によるもの 私のブログをよく読んでいただいている方にはすでにお馴染みの「ロドプシン」ですが、これは光受容器細胞の形成と光の認識の初期段階をつかさどるもので、これがあると夜間(暗い所)での視力が成り立ちます。 実はみなさんも体験されたことがあると思いますが、暗い所に長い間いると目が慣れてよく見えるようになりますよね。 あれもロドプシンが活躍しているおかげです。 この反応を暗順応と言って、ロドプシンが徐々に増えることによって暗い所でも物が見えたりします。 これは30分程度で完了します。 あるあるですよね!! さて、話は戻りますが、 宮崎さんが述べていることを簡単に説明すると アオリカは色覚は持たないが、ロドプシンの吸収波長域の光であれば感知することができ、それは494nmの波長が最大である。 と言う事かと思われます。 じゃぁその494nmってどんな波長なの?と言われるとその波長は青緑という事になります。 その494nmである青緑色の光を発光する餌木はどんな餌木なんですか? って話なのですがそれがYAMASHITAさんが作っている餌木になります。 グローが490nm!ヤマシタ エギ王 LIVE サーチ実は冒頭でもチラっと書きましたが、YAMASHITAさんのホームページでかなり簡潔に紹介してくれています。 ↓↓↓ YAMASHITAホームページ そして、私がゲットした餌木がこちら ↓↓↓ ヤマシタ エギ王 LIVE サーチ 2.5号 #033パッションレッド なんと言いますか、イカより先に私が釣られました(笑) しかもですね、このグロー。今長々と説明してきました490nmのグローですよ!! 試しに部屋を暗くしてみました。 あ~、なんかこの時点で釣れそう。って気がします(笑) 餌木を振るとカチカチ音もするし、これもイカが聞きやすい600Hzの音なんだそうです。 YAMASHITAさん!!もう、こんな説明ホームページで載せちゃうと買わない理由が見つからないよ(^^; 私みたいな理屈で入る人間は即バイトですね~(笑) と、いう事で、アオリイカには青緑色の波長の(493nm)発光する餌木が感知しやすいってお話しでした!!! まとめ今回も論文を参考にさせていただきました。宮崎さん、ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ 最終的にはYAMASHITAさんのTVショッピングみたくなりましたが違います(笑) ただ、今回のお話は感知しやすいってお話しであってアオリイカが飛びつくってのとは別のお話ですからね。 ここは、しっかり釣り人の腕で上手にアピールして下さいね~!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.10.14 09:23:15
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